花を長生きさせたいなら。。。

昨日はブログ更新ができませんでした。

楽しみに待っていてくださった方ごめんなさい。

あまりにもスケジュールに追われて書く時間すらなかった。。。

ほんとは新レッスンについてお話しする予定だったのだけど、

そのレッスン用の試作品も納得いく出来ではなくまだお見せするわけにはいきません。

ですので、

今日は花の基本的な鮮度保持についてお話します。

時々生花を習っている生徒さんから

「花がもたなくて困っています」という質問を受けることがあります。

私はたまにロス（余剰分）になる花材を持ち帰り、

生徒さんと同じ花材を家でいけることがあるのですが、

生徒さんの花が2日程度しかもたないのに対し、

私は7～10日ほど長持ちするわけです。

特に、カットフラワーアドバイザーの資格を取得してからは

鮮度保持に関しては自信がついたというか上達したなと

自分でも思います。

絶対に7日以上もつとは断言できないけれど、

でも明らかに生徒さんとは違いはあります。

100％花材が悪いというわけではなさそうです。

で、「どうゆう風に飾ってるの？」と聞くと、大抵の人が

作ったものをそのまま枯れるまで置きっぱなし。気が付いたら水をやる程度。

それじゃ、どんなに良い花だってもちません。

まず、オアシス（吸水スポンジ）について考えてみてください。

オアシスはアレンジするのにとても便利で、自分がデザインしたい位置に花を

飾ることができます。でもデメリットとして、導管にオアシスが入りこみ、

植物が水を吸うことを阻害します。

またオアシスがかわいてはいけないからといって、水をかえないまま、

ただ上から水をバシャバシャとかけて、あとはそのまま放置しておく人も

意外と多いのが現状です。

上記のようなことを続けていくと汚い水がどんどん溜まっていき

バクテリアが繁殖します。

衛生上よくないし、花が長持ちしない原因にもなります。

本来は、アレンジを楽しんだら、大きめのガラスベースに水を入れて

直接そこに花を飾った方が圧倒的に長持ちします。

困ったことに、こうしてアドバイスをしても

せっかく作ったアレンジを壊すのがもったいないと言って実行してくれない

人もいるのですけど、その逆で私の言ったこを実践してくれたら

「先生！本当にびっくりするほど長持ちしました」と言って

喜んでくれる人もいて、そういう笑顔を見ると嬉しくなりますね。

だらだら書いてはいるけれど、

要は私が言いたいことは、「花は生きています」ということ。

花がその人生を全うできないまま枯れてしまうということは、

その人が管理を怠っているということ。

つまりは大げさにいうと花に対して虐待を行っていることに

繋がるのですよ。

花屋さんにある花がとても綺麗なのは、

ただ単に新鮮だからではありません。

花屋さんが裏で、それぞれの花に合った水揚げ処理をしてから

販売している、だから美しいのです。

生産者さん、流通業者さん、いろいろな人の手が加わって、

花はあなたの元に届けられています。

花を習う人も美しいデザインを作ることばかりに懸命になるのではなく、

花を長持ちさせる心得、知識も学ぶ必要がある、

そして、花を教える側も正しい知識を多くの人に伝えていく義務がある、

そういう風に感じています。

忙しいと言ってるわりには、長く書いてしまいました（笑）

次回は新レッスンについてお話できればと思います。

待っていてくださいね♪