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閲覧数順 2024年04月25日更新

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大ヒット映画アベンジャーズにみる大記録樹立の要因とは?

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おはようございます!和久井海十です。
おかげさまで、無事僕の2冊目の著書「Amebaブログで売り上げを10倍にする技術」が
発売、書店に並びました

新刊JPにも紹介されてうれしい~!
キャンペーンも間もなくお知らせできそうです!!

少し時間ができ、久しぶりに映画を観たいなあという気持がムクムクと(笑)
面白そうな映画ないかな、とリサーチしていたら


アベンジャーズ」が大ヒット中でした


日本での公開初日8月14日の興行収入が2億8,584万円となり、
初日興収は今年公開の洋画作品においてNo.1。


その後も順調に客足は伸び、
おそらく今年の洋画では最大のヒットとなるでしょう。


世界規模で言えば、これまでの興行収入は15億9,180万ドルを超え、
世界歴代1位『アバター』の27億8,230万ドル、
2位『タイタニック』の21億8,520万ドルに迫る勢いだとか。


この映画、企画のスタートは2005年に遡ると言いますから、
7年がかりでつかんだ大ヒットとなります。


もともとアメコミのスーパーヒーローものの映画化作品ですが、
日本ではほとんど知名度のないスーパーヒーローが多数出演するこの作品、
それぞれのスーパーヒーローに知名度のあるアメリカでの大ヒットはわかるとしても、
なぜ日本でも大ヒットしているのでしょうか。


様々な理由があると思いますが、私なりに2つに整理してみました。


まず、日本での公開日を世界でも一番遅く設定したこと。
「日本よ、これが映画だ」
この刺激的なキャッチコピーもアメリカ本国での大ヒットを受けて
初めて日本国内で説得力を持ちます。


同じくアメコミヒーローもののバットマンシリーズ完結編「ダークナイトライジング」は
アメリカでの公開が7月20日、日本公開は7月28日でした。


これに対して「アベンジャーズ」のアメリカ公開は5月4日、日本では8月14日です。
シリーズ完結編と銘打った「ダークナイトライジング」がわずか1週間の時差で
公開されているのに対して、「アベンジャーズ」は3ヶ月以上の時差があります。


日本の配給会社はその間に、アメリカでの大ヒット受けた形でたっぷりと宣伝の時間が
取れるわけです。さらに吹き替えにミュージカル「シカゴ」で
ブロードウェイ公演を成功させた
米倉涼子やクセモノ俳優竹中直人、お笑い界から宮迫博之を起用し、
5月の公開時から8月のお盆までしっかりと話題を引っ張り続けました。


お盆は年間のなかでも最大の需要期のひとつ。ここで勝負をかけたのです。

そして第2の理由、
スーパーヒーローを人として扱い、彼らの心象の内面を最小の表現で描き、
チーム感を醸成出来たこと。アベンジャーズの構成員は6人。
スーパーヒーローそれぞれの出自や背景を描いて、さらに外敵と戦う過程を描いていては
何時間あっても足りません。


そこで、この映画はこの6人が揃えば最強!というところまでの
ストーリーにしぼっています。


物語の核は一人で十分に強いワガママなヒーロー達、
彼らがちゃんとチームになるのかどうかです。


ですので、キャラクターを掘り下げるよりも、
キャラクター間の関係性に重点を置いた脚本になっています。


上手いのはその関係性を
「説明」ではなく「会話」で観客にわからせるようになっているところ。
初めての人でも理解出来るように。
マニアにわかるような造りというのはまだ造りやすい。
しかし、初心者を取り込み、かつマニアをも唸らせないと、
このようなメガヒットにはなりません。


一人一人の物語を描いてしまうと、その人物に共感出来るかどうかで作品の評価が
決まってしまいます。
そこにこだわること無く、だれもが共感しやすい、人と協力してなにかを成し遂げる、
過程に話を絞ったのは大成功といえましょう。


世界的に見て有名なエリアもある、無名なエリアもある、
でも世界的なスーパーヒーロー(だと作る側は思っている)が多数出てくる映画、
これをどうやって売ろうかと考えた場合、作品作りの面でも、宣伝広告の面でも、
なかなかここまで上手く行った例はないのではないでしょうか。


つまり、ヒーローもの、だからといってヒーローの強さ、カッコよさ、だけの映画では
なかったところがここまでのヒットの要因なのではないかと思います。


ひとり、ひとりが一騎当千の強者だとしても、それぞれが孤立してはより強大な外敵に
立ち向かえない、協力してひとつのチームになってこそ!

どこか、ビジネスにも通じるものがありますね(笑)

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