- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
昨年アメリカから始まり、今年3月上旬には日本でも始まったgoogle検索結果のSSL化。
Gmail等googleのサービスにログインした状態でgoogle検索をすると、
SSLを利用して検索結果が表示されます。
googleの自然検索の結果は、直接各サイトに飛ぶのではなく、
googleを経由して(リダイレクト)、各サイトにリンクを貼られるのですが、
その際リファラー(参照元)情報に、検索フレーズが含まれていました。
が、SSLを利用している場合、検索フレーズがブランクになるように変わったのです。
皆さん、花粉症はいかがですか?環の小坂@ウェブ解析士マスター です。
いや、ウェブ解析関係者は参りましたね。SEO関係者もそうでしょう。
検索フレーズ・検索キーワードが取得されないということは、
自然検索で訪れた人の導線も追えませんし、
コンバージョンしたユーザの訪問のきっかけもわからないことになり、
貴重なマーケティングデータを失うことになります。
google曰く「SSL対応は10%ぐらいだから」ということでしたが、
実際に弊社のアクセス解析ツール「シビラ」を使って計測してみました。
シビラでは機能を改造し、検索フレーズが取得されない場合
「---(未取得)---」と表示するようにしました。
(google analytics だと「not provided」のように表示されるそうです。
サイトによって影響度合いは違いますが、
IT慣れしている人が多そうなサイト(googleに日常的にログインしている人が多い)を見ると、
40%~50%が検索フレーズ未取得になっているケースがあります。
そうでないサイトでも10%~20%の未取得が多いです。
不思議なことに、google adwordsに関しては、入札フレーズも検索フレーズも取得できます。
ですから、google adwordsの入札フレーズや検索フレーズと
効果(コンバージョン率や直帰率など)を測定し、
マーケティングの参考にすることになります。
個人情報保護の流れからの改造のようなのですが(ヨーロッパでgoogleは結構訴えられているので)
どうなんでしょうね。。。。
ウェブ解析士の講座も質問が多く出そうな気がします。
アクセス解析:シビラ(http://www.sibulla.com/)
ウェブ解析士認定講座(http://www.web-mining.jp/)
ウェブ解析コンサルティング(http://www.kan-net.com/)
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