京町家で遊ぶ“歴女”の法則

こんにちは。山田祐子です。
暦のうえでは立春を過ぎましたが、如月（きさらぎ）を着更着と書くように、
零下の旅先では、断熱スパッツが手放せません。

先日、京都に出かけて来ました。
この時期の京都は寒いこともあり、人気も少なく、料金もお安めになるのが特徴です。
そこで、一見さんとは差をつけたい、百戦錬磨の歴女たちにオススメの
滞在方法をご紹介しましょう。

片泊まりでしょ

「片泊まり」とは、一泊朝食付き（または素泊まり）で泊まること。
なにせ、京都の町には美味しい料理屋さんがたくさんありますし、
夕食はお目当ての店にいきたい。
京都の夜は、女性一人でも出歩いても違和感がありませんから、
旅館やホテルの部屋で、閉じこもっていてはもったいない。
お寺などのライトアップも綺麗。
京都に泊まるなら片泊まりです。

よくあるホテルは使いません

片泊まりにオススメしたいのは「町家ステイ」。
美しく快適にリノベーションされた、京都の伝統的な町家を
一棟貸切ることだできる贅沢なステイです。
今年は３月４日までは「アート町家ステイ２０１２」を開催中。
４人のアーティストの作品が、お部屋の内部を彩ります。
国宝級の軸が掛けられた階段や、藍色に包まれる天蓋ベッド。
部屋中に泳ぐ金魚？！座布団までもが作品です。
鑑賞というより、滞在して感じるアート。
この機会を、お見逃しなく！
【アート町家ステイ２０１２（株式会社庵）】
 http://tinyurl.com/7m42d2q

お気に入り男子をロックオン

町家ステイの滞在スタイルは、基本的に素泊まり。
自炊ができるキッチンもありますが、夜の街にくり出しましょう！
コンシェルジュが、美味しいお店を教えてくれます。

なかでも、おすすめしたいのは「二条 椿」。
http://tinyurl.com/7975t8b
お店は、通り過ぎてしまいそうになるくらい細い路地の奥。
３人の男子がお出迎え。

羽織袴の主人は、お点前を。
黒服のバーテンダーは、ワインを。
白い和帽子の板前さんは、会席料理を。

営業時間は午後２時～深夜２時。
昼下がり、お点前をちょうだいしに出かけてもよし。
明るいうちからシャンパンをひっかけて、そのまま会席をゆっくりといただくのもいいでしょう。
夕食後のバーとして、ワインを飲みたい時もＯＫ。
それに「今日は、どの子にお相手をしてもらおうかしら…」
な～んて使い方だってできるのが楽しい。
「今年の大河はねぇ…」なんて話をしながら、時間があっという過ぎていきます。

翌朝の朝食はコンビニ。なんて色気がないことを言ってはいけません。
南座御用達の絶品「岡持サンドイッチ」を予約しておきましょうね。