在宅医療に取り組む理念と特徴を明確にする方法について - 医療経営全般 - 専門家プロファイル

原 聡彦
合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
大阪府
経営コンサルタント

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対象:医療経営

原 聡彦
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2016年12月06日更新

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在宅医療に取り組む理念と特徴を明確にする方法について

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在宅患者を増やす方法についてご質問を頂きます。このようなご質問を頂いた時は必ず次のような事をお伝えしております。在宅患者を増やすための方法というよりは、在宅医療に取り組む理念や特徴を明確にして、地域で活躍されている訪問看護ステーションやメディカルソーシャルワーカーに選ばれる事が必要ではないでしょうか。本日は在宅医療に取り組む理念と特徴を明確にする方法についてお伝えします。

1.在宅医療に取り組む理念を明確にしてほしい。
在宅医療は経済的な理由のみで続けられるほど生半可な医療ではない。医師人生をかけて取り組む価値があることなのか。ご自身の理念を明確にしてお考え頂きたい。

2.理念を明確にする3つの質問
次の3つの質問に答える事で理念がまとめやすくなるのでお勧めしたい。
質問1:在宅医療を通じて医師として患者さんとご家族にどのような事ができるのか?
質問2:在宅医療を通じて医師として何を得ることができるのか?
質問3:在宅医療を通じて地域医療にどのように貢献していくのか?
この3つの質問に答えることは難しいことかもしれないが、理念を明確にすることで在宅医療を継続して取り組む動機づけとなり、情熱を燃やし続けることができる。

3.理念に加えて自院の特徴を明確にすること。
いくら立派な理念があっても具体的にどんな特徴があるのかが明確でなければ在宅患者の紹介を得ることはできない。自院の特徴の事例として、24時間対応可能、末期がん患者の在宅ホスピス対応可能、人口呼吸器・気管切開・胃瘻などが必要になった重度障害の患者にも対応可能など、他院との違いを生み出す要素をまとめてみるとよいだろう。また、小児の呼吸器の在宅医療や難病患者の在宅医療対応など他院では敬遠される(診ない)患者さんを診るというニッチな分野をフォローすることでも大きな特徴となり得る。

4.特徴を裏付ける実績を数値で示しておく。
例えば、末期がん患者を今まで何人看取ったのか。難病患者を在宅でフォローした人数など数値で示し特徴を裏付ける根拠をまとめておくとわかりやすい。ある診療所の事例では、地域で在宅医療に携わる看護師やソーシャルワーカーの勉強会で自分の在宅医療についての理念と自院の特徴を伝えたところ、この医師であれば患者さんを任せることができるという事で数人の在宅患者の紹介があった。

弊社では上記のように在宅医療に取り組む理念と特徴を明確にして頂いています。ぜひ、在宅医療を取り組むにあたって魂のこもった理念と地域ニーズにあった特徴をまず明確にして頂きたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます。感謝!

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