- 妹尾 みえ
- 株式会社ランブリン 代表取締役 メディア・ディレクター
- 東京都
- ライター
対象:印刷・ノベルティ
- ジュエリーソムリエKaren
- (プロダクトデザイナー)
- ジュエリーソムリエKaren
- (プロダクトデザイナー)
こんにちは。ライターの妹尾です。
Yahoo!ニュースのトップに「間違いカレンダー、多発」という記事がありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101231-00000082-san-soci
2月の綴りが「February」ではなく「Feburuary」だったり、11月に31日があったり。
回収騒ぎも相次いでいるそうです。
編集に携わる者として、他人事とは思えません。
この仕事をしていると、同じように背筋の寒くなった経験は2度、3度あるはずです。
私も実際、記事を間違ってしまった相手の方に、謝りに伺ったことがありますし
入稿してから、イヤな夢を見ることはしょっちゅうです。
念には念を入れ確認するに越したことはありません。
改めて気の引き締まる思いがしました。
◇ ソースは? オーダーする側も必ず校正を!
しかし、それ以上にこの記事で気になったのが
<最近は簡単な暦作製ソフトが出回り「校正を知らずに参入する業者も多く、見栄えだけ良い作品が売り出される」傾向がある>
<担当した印刷会社は「ネットの情報から引用した。元データが誤っていたのか…」という>
という下りです。
校正を知らない業者がいるとは! これはオーダーする側としても気をつけねばなりません。
価格の安さにとらわれず、信頼のおける業者を見抜く目が必要になります。
そのためにはオーダーする側も、印刷や校正に関する最低限の知識を持つ必要があるでしょう。
そー
誤字、脱字を直すだけでなく、事実関係を確認するのも大切です。
固有名詞、住所、電話番号は見ましたか?
電話番号は、すべて相手に電話してみましょう。
内容におかしいなと思う点があれば、これも迷わず電話して確認してみましょう。
「ソースは?」
という言葉がありますが、原稿は信頼できる情報元から引いていますか?
特にブログに掲載されている情報は要注意です(これもブログですが・・・)
基本は、一番、大元にある情報にアクセスすること。
官公庁など、信頼できる機関に確認をとるのも一つです。
テキストベースの制作物なら、数人で読み合わせするのもよいでしょう。
◇ 制作期間に校正する時間をとろう
しかし、それもこれも校正の時間がとれてこそ。
スケジュールをたてるときは、「初校」「2校」と最低でも2回は校正のチャンスを作りましょう。
最近は「パソコンだからすぐ直るんでしょう」と簡単に考えている方もいますが
ぎりぎりで直すと、デザイナーやオペレーターさんにも余裕がなくなり
データそのものに間違いが生じる可能性もあります。
これはWEBも同じ。後から直せるからいいや、ではなく
だんだん直しを少なくするよう心がけたいものです。
◇ 大きいフォントの文字 当たり前!と思っている語句こそ丁寧に
それこそ灯台もと暗しとでも言いましょうか。
経験上、意外に見落としがちなのが、フォントの大きな文字です。
タイトルが「露天風呂」ではなく「露店風呂」になったままだったことも。
最近は、PCの変換に頼っているので、自分の意志と関係なく
とんでもない文字として打ち出されている場合があります。
間違えっこない!と過信せず、真っ白な気持ちで見直すクセをつけましょう。
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