私が「お母さん」を感じる時
-
2009-11-07 07:08
我が家でも、小学生の娘を起こして仕度をさせ、朝食を済ませて玄関に見送るまでは、何度もイラッとした気持ちにさせられます。
「早くしなさい!」という言葉はできるだけ使いたくないと思いつつも、ついつい出てしまいます。
今朝は、「忘れ物はないの?」と声をかけました。
「あっ、プールカード書かなくちゃ・・・。
体温を計ってママにサインしてもらわないとプールに入れないんだー」
「それを早く、言いなさい!」
食事をしている娘の脇に体温計をはさみ、プールカードの“保護者の欄”にサイン。
その後、洗濯物を干したり、アイロンをかけたり、バタバタしながら娘を送り出して、「いってらっしゃ〜い!」。
居間に戻り、ホッとして、ふとテーブルに目をやると、
そこには、プールカードが・・・。(汗)
ちゃんと記入して、あれほど「忘れないでね」と言ったのに、
やっぱりバックに入れ忘れてしまったのです。
一瞬、「困らせてやろうか・・・」という思いもよぎりました。
忘れ物をして、プールに入れなければ、懲りるかもしれない。
でも、その一方で、一人寂しくプールサイドで見学している娘の姿も思い浮かびます。
「あぁ・・・しょうがない」
思い切って、自転車をこいで、学校に向かいました。
教室の後ろから、担任の先生にペコペコ頭を下げながらソーッと中に入り
「すみません。娘が忘れものをしたものですから・・・」と言って手渡してきました。
この瞬間に、ふと「お母さん」を感じました。
そういえば、私も小学生の頃、忘れ物をして届けてもらったっけ・・・。
その時、どんなに有難かったことか。
娘も、将来、母になった時に思い出すのかもしれません。