新しい神様 - コラム - 専門家プロファイル

高安 重一
有限会社アーキテクチャー・ラボ 代表取締役
東京都
建築家
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新しい神様

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以前になるが、
10年まえにユーロスペースで上映された映画「新しい神様」(土屋豊)が、
DVDになった記念上映を土屋監督のトークもあると言うことで、アップリンクに見に行った。

10年前、雨宮処凜がパンクバンドをやっていた頃に撮られたドキュメンタリー。
当時はが右翼バンドをやっている女の子(24才:雨宮処凜)がショッキングだったので興味を持った。
戸川純とか、椎名林檎とかと同じような雰囲気も感じていた。

映画自体は途中で右翼団体を辞めるとか、監督と雨宮処凜がお互いに好きになってしまうなど、
監督の個人的な興味を映画にしただけというような感じがして、イマイチ好きになれなかった。

いま見ると、雨宮処凜の素直で敏感なところがよく現れているし、
雨宮処凜は右翼になりたかったわけでなく、
自分を理解してくれる場所を探していたので、右翼・左翼と揺れ動いていたのがよく分かった。
ここに出てくる人たちは皆若く、若い頃ってこんな話をしていたこともあったと懐かしくも思える。

しかし、主義の違う人たちとも話し合っている姿勢は見習わないといけない。
そして雨宮処凜はこの撮影を経ることで、いまの活動がある事でも、
この10年前の映画は価値があったのだと思う。

当時は若いと思って気にもとめなかった監督が放つ今の言葉もとても腑に落ちた。
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