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不法滞在のフィリピン人一家、父親が強制収用へ

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9日13時13分asahi.com記事はこう報じた。

不法滞在で国外退去処分が確定後、改めて在留特別許可を求めていた
埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン・アランさん(36)と
妻サラさん(38)が9日、東京入国管理局に出頭した。
一家が3人全員の滞在を求める方針を変えなかったため、
同入管はアランさんを強制収容する手続きに入った。
サラさんについては、長女の滞在問題が残っているため、一時仮放免する方針。

在留期限が切れるこの日までに全員が帰国するか、長女で中学1年の
のり子さん(13)だけ残るか決断するよう迫られていたが、アランさんは
出頭前、「のり子のために一家で残りたい。収容という事態になっても、
考えを変えるつもりはない」と改めて話した。

この問題をめぐっては、森法相が6日、全員帰国が原則としつつ、
日本で生まれ育ったのり子さんが日本で勉強することを望むなら、
適法に滞在する3人の親族などが養育することを条件に、のり子さんのみ
在留特別許可を認める方針を示している。
一家の代理人弁護士は、両親が強制送還される場合は、のり子さんだけを
日本に残す方針を明らかにしている。

両親は92〜93年、出稼ぎのため、それぞれ他人名義のパスポートで不法入国。
日本で結婚し、のり子さんを出産した。
サラさんが06年に逮捕されたことをきっかけに一家は国外退去処分となり、
裁判でも争ったが08年9月に敗訴が確定した。





不法滞在となり、裁判でも国外退去処分が確定しているフィリピン人親子の
日本在留問題は、父親のアランさんの強制収用という事態になってしまった。

この問題と他の不法滞在の問題との最大の相違点は、日本で生まれ育ち、
日本語しか話せない、日本の公立中学校に通う長女のり子さんの存在であろう。

私がこの問題で不思議なのは、のり子さんが小学校に進学した7年前に
なぜ両親の不法滞在が問題にならなかったのか、ということです。

こういう言い方をすると、この一家の関係者に失礼なのは承知していますが、
7年前に発覚して強制収用されていれば、のり子さんだけを残すのか、
という問題にはならなかったのかもしれない。

中学校にまで進学した後に、裁判で国外退去処分を受けても、それまでの
のり子さんの人生は取り戻せない。

まだ幼児のうちであれば、語学の問題も起きにくかったのであろうし、
何よりも情操教育上、あまりにも過酷な状況に追い込まれずにも済んだだろう。

法律上は、他人の名義で不法入国されている方であり、そのパスポートの
期限も越えてしまっている不法滞在であることは間違いないのですから、
裁判所が国外退去処分を下すのは当然なのですが、
もう少し人道的配慮があってもいいような気がします。


のり子さんだけに在留特別許可を出すというのも、親子を強制的に
引き離す結果になるので、それはそれでおかしい気がします。

ここまで来てしまった以上、両親にも在留特別許可を出す政治判断を
期待したいのは僕だけでしょうか。

これを許してしまうと、子どもさえ作ってしまえば、日本に残れると
考える不法滞在者が増えてしまう可能性があるので、難しいところです。
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