ライブナチュラル 色合い、風合い
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2008-11-11 17:31
丸太の断面を見ると、概ね周辺部は色が淡く、髄を取り巻く部分は
濃色です。淡い部分を辺材、濃い部分を心材と言います。辺材は
伐採直前まで一部の細胞(柔細胞)が生きていた部位。この柔細
胞が死んで硬い木質になるときに、特有の成分を生成して色づい
たのが心材の色で、木材の多様な色は、この心材成分によるもの
です。年輪は、春から夏にかけてと夏から秋にかけて成長の早さ
が違うことによる細胞の疎密が描くパターン。この年輪による材色
の濃淡の現れ方も樹種の特徴を示します。また、シカモアやハード
メイプルに代表される木肌の光沢(照り)は、光を受けた細胞内部
からの光反射や散乱によって起こる現象で、本物の証明です。一
方、竹の節は木と異なり、筍のときからすべて備わっていて、この節
に成長点があり繊維を伸ばしていきます。節目と通直で緊密な繊維
が生み出す滑らかな風合いが、まさに竹の自然なのです。(カタログより)