ライブナチュラルの木目
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2008-11-11 17:27
木材の材面を見たとき、樹幹の軸方向に対する細胞の並び方、即
ち繊維や年輪縞の走り方を木理と呼び、一般に木目と言うのはこの
木理を指しています。また、木材は、樹心から放射方向の切断面を
柾目面、年輪の接線方向に沿う切断面を板目面と言います。木理や
木目がまっすぐ通っている(通直)と言うのは、繊維や年輪縞が軸に
平行に走っていることを意味し、柾目面には縦縞の模様が、板目面
には筍のような模様が現れます。通直と言っても、気候変動による
年輪の疎密やゆれ、生育環境等によって木理はさまざまな乱れを生
じ、それが不規則な木目模様となって現れます。そうした不規則な
木目のなかでも美的価値の高いものは杢と呼ばれ、珍重されます。
■シルバーグレイン〔虎斑、銀杢)
オークやナラなどブナ科の木材の柾目面に見られる横縞状の斑紋。放射組織が作る
滑らかな紋様で、虎の毛のような斑点模様に見えるものが「虎斑(とらふ)」と呼ばれる。
カタログより