- 葉玉 義則
- ニューボイスジャパン株式会社 代表者
- キャリアカウンセラー
引き際の美学とは?
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2008-09-26 17:45
云う感触を受けています。
2年前、首相の座を降りた際も「引き際の美学」が取りざたされ
ましたが、その頃から本人的には、今日のシナリオも頭にあった
ように思えます。
政治家として、男として、信念を貫き、国家的な仕事も成し遂げ、
悠々自適の今、敢えて火中の栗は拾わない、のは賢明でしょう。
ある種、うらやましくはありますが、やはり、君も又、エリート
政治家であったのか、という心境です。
引き際の美学については観念的な考え方でもあり、本コラムでは
特に論評や解説はしませんが、“引き際”と、いうことについて
少しく考えてみたいと思います。
人生に、失敗や行き詰まりは、日常茶飯事であり、成功をつかむ
には、撤退を如何にクリアするかが、重要な課題ともいえます。
そういう意味では、“引き際”のタイミングは生死に関わります。
“引く”意味にも、いろいろあるでしょう。
次に備える目的からか、余生を安穏と過ごすためか。
引く事を失敗や挫折と考え、ネガティブに思いつめると、結果、
悲惨な方向に心が向かうケースが、多くあります。
こういう場合、撤退=「一時避難」と考え、ポジティブに、難民
暮らしを楽しむ姿勢が、次への備えになるのではないでしょうか。
命のある限り、夢や希望への道は閉ざされない、チャンスは必ず
訪れると、苦しい中でも、へたくそな作り笑いになったとしても、
明るくふるまっていれば、いずれ運気の風向きも変わるでしょう。
何より大切なのは、あきらめない(不屈の)精神だと思います。
今回の小泉元首相は、どういった思いで“引く”のか、今後の
彼の動向を興味深く注視していきたいと思います。
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