人として
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2008-03-27 11:24
「人を殺せば刑務所に行ける。誰でも良かった」
岡山駅での突き飛ばし事件、現行犯逮捕された少年の言葉だそうです。
遺族の悲しみは、憤りは、如何ほどのものか、想像に難くありません。
私自身、雇用をテーマにした仕事以外に、子育て支援事業にも関わって
いるので、何故、今の子どもたちは、こんなに心が荒んでしまったのか、
こういう事件の報に接するたびに、いろいろと考えさせられます。
何となく、世の中全体のムード、未来への展望が、決して明るいもの
ではない事とか、格差社会が進むにつれ、大人たちの疲労感が子ども
たちにも伝染し、こらえ性がなくなってきた事とか。
挙げればきりがありませんが、足りないのは、明日への明るい希望の灯
ではないでしょうか。
日本だけではなく世界中の人々が、切実に欲している願いだと思います。
各国政府の要人、世界中のリーダーたちにお願いしたいのは、人類共通の
平和協定を結び、人類の英知を結集した将来ヴィジョン(共存実行計画書)
を策定し、不退転の決意をもって、実行表明をする事です。
個々の国々の事情に固執している世紀ではないでしょう。
ましてや、政党間の駆け引きで国民を疲弊させるなど、情けない限りです。
思いのほか、壮大な話になってしまいましたが、混乱と混迷が続く時代の
中では、一人ひとりが自身の生活範囲をわきまえ、用心に用心を重ね、
生き抜いていくしか、方法がないのかもしれません。
それでも、「人間」という存在を、あきらめたくはないし、あきらめては
欲しくないものです。
※ 4月からは、週2〜3回のペースで、様々なテーマに沿って、引き
続き、本コラムを執筆していきたいと思います。今後とも、ご高覧
の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
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