指導するということ - コラム - 専門家プロファイル

敷浪 一哉
有限会社シキナミカズヤ建築研究所 
建築家
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指導するということ

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今年も引き続き母校でのコーチを続けることになりましたラクロスでの話。

実は今年は協会の強化部にも参加させていただくことになりました。
日本全体の強化方針に加わることで、自分自身の指導力に幅がもてればこんないい機会はありません。
強化部に母校の先輩で日本ラクロス界の神様的存在の方がいます。彼と久しぶりに深く話をしまして、「指導」ということについていろいろ考えることができました。

サッカーや野球に例えるとわかりやすいでしょうか。名選手が必ずしも名監督にはならないですよね。これは会社でも同じでしょう。優秀な上司に指導された人間は皆優秀であることはありません。
逆に考えると、監督よりも上手い選手はたくさんいます。つまり、自分よりも優秀な選手を育てることも可能だということです。

その違いはどこにでてくるのでしょうか。
ここで冒頭に書いた先輩との話で気づかされた内容に繋がってくるわけなんです。
現役時代スター選手だった人は、たしかな技術と経験を備えています。それを選手に伝えるだけで新たなスターが生まれるだろう と単純に考えてしまいがちですが、ここに指導者として優秀かどうかの分岐点があるんだそうです。つまり、自分の経験や技術を伝えているうちは、それは指導ではない  と。
自分の知識と経験を超えた物を伝えることができたときに、それが「指導」なのだ  と。

言われてみるとたしかにそうなんですが、言われるまではなかなか気づかないものですし、自分自身の現役時代のキャリアと照らし合わせたときの劣等感もあったりしたので、救われる気持ちもありました。
そして、ちゃんと自分で研究を重ねてきちんと理論立てないとならない という襟を正す気持ちになりました。

コーチを引き受けて3年目。今年が正念場です。