見えてきた、グラスシーリング - コラム - 専門家プロファイル

山中 伸枝
ワイズライフFPコンサルタント 
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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見えてきた、グラスシーリング

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昭和41年生まれの私は、短大卒業の年が「男女雇用均等法」スタートでした。子どもの頃から「男女平等」という言葉が当たり前であったのに、何を今更?と不思議に思ったものでした。

就職の面接試験で、4年生大学の女子学生に会いました。私よりはるかに偏差値の高い大学の学生である彼女は、就職活動に苦戦していて「男女雇用均等法がもっと前に出来ていたら」と悔しがっていました。

そうです、当時はまだ女子の採用では年齢の制限がありましたし自宅通勤外は認めない(つまり親元を離れている人はダメということ)という会社もありました。

「へぇ〜、良い大学を出ても4年生を出た女子というだけで、ダメなのこともあるんだ」男子も女子も同じ教室で学び、受験勉強も一緒にしてきたのに女性というだけで壁にぶつかることもあるんだと、初めて気づきました。>>いわゆるこれがグラスシーリングだということは後々何度も実感しました。

男女雇用均等法から20年。専門職だの総合職だの言われた女性達のその後が最近よく伝えられます。果たして幸せなのか?不幸なのか?

専業主婦の友人達は、「自分の稼ぎがないと思うと、なんか不安というか引け目を感じるというか・・・勿論今の生活に不満はないんだけどね〜なんだかね・・・」ということを少なからず思っているようです。

自分のことは自分でやりなさい!

いわゆる個人主義のはしりであった私達の世代にとって、稼ぎ力への強い意識は自然な感覚ではないかと思うのです。