自我=建築 - コラム - 専門家プロファイル

清原 公明
株式会社建築アトリエ二十一 代表取締役
建築家
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自我=建築

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 自分(=自我)を存続させるということは、つまりは、「受け入れる」ということ。これにつきます。
 
 日本は「みうち」というテリトリーを作り「受け入れ」体制を形づくってきました。何か自我の危機が生じた場合「みうち」が庇い、助けるという構図です。
 政治がもっとも象徴的です。ずっとこの流れで日本を牽引してきたのだから当然です。でもこの構図が壊れていることは、よほど鈍感な人でないかぎり、気づいています。知っていて止められない。 
 
 この二重性をカバリングできるタフさがないと、いまの日本は正直しんどい。ナイーブな感性だとおいていかれる。でもいきなり自我=個というのは「欧米か!」ということになります。事はそんなに単純ではありません。
 住宅を設計することは、多かれ少なかれ、いつもこの二重性と向き合うことになります。向き合うことで、住宅に住む人の求めている深層のところが見えてくる気がします。