リーダーというものに付いての考察 - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:文化・芸術

大園 エリカ
大園 エリカ
(クラシックバレエ教師・振付家)
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(クラシックバレエ教師・振付家)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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リーダーというものに付いての考察

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今回は「リーダー」という存在に付いての考察をば♪

☆_(_☆_)_☆

 

いきなりですが、大人数であれ、少人数であれ、今まで地球上で続いて来た"リーダー"というものを据える「ピラミッド社会」は、果たして多くの人間を幸せにして来たのでありましょうか?

( ・・) ?

 

人類の長い長い歴史を観ても、人間というものは群れる事を好む習性があり、そうして集団というものができると必然的に"リーダー"と呼ばれる存在が生まれ、そうしてピラミッド社会というものを作り上げて来ました。

 

そしてそういう構図が出来上がると、その組織は必ず中から分裂して、そこから新しいリーダーが生み出され、その新しいリーダーを支援する者達と、古いリーダーを支援する者達とで争いを始めますよね?

 

考えてみたら人類の歴史というのは、"馬鹿の一つ覚え"の様に、現在に至るまでそういう事を繰り返し続けている訳です。

(^^;(^^;(^^;(^^;(^^;(^^;(^^;;;

 

 

 

そういう「リーダーに従う」という社会構図は、自分が生まれた時からすでに構築されていたとも言える訳ですので、多くの方達はそういうものに対して、感覚が麻痺してしまっており(※これを洗脳とも言います)、

 

「当たり前とされているものに対しての疑い」というものが、自分の中で全く持てなくなってしまっている訳ですが、では人間が集団になった時に好む、この"リーダー"と呼ばれる存在とは、一体どういうものなのでしょうか?

 

…と、時々私㋱は考えたりするのです。

 (・。・;

 

 

 

とてもシンプルですが、非常に的を射たこういう言葉があります。

 

 

「権力を必要とするのは、悪いことをするときだけだ。

 それ以外のときは、愛だけで充分だ。慈悲だけで充分だ」

 「瞑想録」静寂の言葉 OSHO より

 

 

本当にこの言葉は「言い得て妙!」という、素晴らしい洞察力を私は感じます。

 

そして同時に、多くの人間というものは、この「権力」というパワーを非常に好む動物であり、そういう"集団を支配できるパワーを持ったリーダー"になりたがる存在、

 

或いはそういう力を持ったリーダーに、ぶら下がりたがる動物=集団を好む存在であるという事を、暗に表してもいる言葉だとも私は感じます。

( ・・) ~ ☆彡

 

 

 

大きな集団であれ、小さな集団(※家族含む)であれ、その様な性質を持った「ピラミッド社会に於けるリーダー」という存在には、「集団を支配する」というものが表裏一体としてあります。

 

元来は"自由を好む"という性質を持つ人間な訳ですから、そこから色々な問題が浮上して、そうしてそれに反発する者が反乱を起こし、中から分裂して行くという事が繰り返されるというのは、

 

当たり前っちゃ~、当たり前な訳ですなぁ~。

(^^;

 

 

 

今までの時代は、家族形態を含め、そういう体育会系な「ピラミッド社会」で成り立って来たという時代であった訳ですが、私はこれからの時代は「フラットな関係性」という、より洗練された世の中に切り替わって行く時代であると思っています。

 

フラットな関係性というのは、「それぞれ自分の得意分野でリーダーになる」というスタイルであり、つまり、リーダー不在と言うか、お互いが公平な立場で、それぞれ「自分の才能を、皆の為に役立てる」というスタイルですね~♪

(*^^*) ~ ♡

 

私達は完璧ではありませんから、自分の不得意な分野は誰にでもあります。

 

ですので、こういうフラットな関係であれば、自分の個性に合わないものや、自分の気の進まないものを無理して「リーダーだから」と頑張る必要もなくなりますし、

 

そういう自分には無い才能を持った人=それを得意として楽しんでいる人に、それぞれが任せる事ができますから、お互いが相手に感謝でき、お互いが自分の得意な事を生かし合えるのです。

 

それは相手の才能をお互いに認め合い、相手の才能に対して敬意を払うという事でもあり、

 

ピラミッド社会=競争の社会から生まれる「相手の才能に嫉妬する」という事が必要のないという世界であり、「相手の才能を心から楽しむ」という世界でもありますから、

 

これって、とても素敵な世界だと思いませんか?

(^^✿

 

 

 

どの様な関係性であれ、「上下関係」というものを生むピラミッド社会になると、どうしても「せねばならぬ」というものが出て来てしまうので、全然楽しく感じられません。

 

私達人間が「せねばならぬ」でする時は、情熱や愛ではない義務感からであったり、何か自分が見返りとして欲しいものがあったりする時のみですからね~。

(-_-;)

 

このピラミッド社会では、そういう人達で溢れ返っていますが、そんな事をして嫌々頑張っても、生きている事に喜びが感じられるはずもありませんし、本当の意味での感謝が感じられるはずもないのです。(※本当の感謝とは頭でするものではありません)

 

何故なら、私達が感謝するという気持ちになれる時というのは、「お互いが魂として対等」というフェアな感覚を持てた時以外、本当はないのですから。

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 

   

 

先日川沿いの道を歩いていたら、こんな光景に遭遇しました~♪

(^^♫

 

カモメさんはいつも川と戯れているのに、その川の水より、道の水溜まりの水を好まれるのは、雨水の方が新鮮で清潔であるという事を、本能で感じているからなのでしょうか?

( ・・) ~ ☆彡

 

 

 

 

   

 

左の子は、何かペンギンみたいでかわゆす~~~ッ♡

疲れちゃったのでしょうか?実に怠惰なお水の飲み方をしています。(笑)    

(※私が結構な至近距離にいるのに、このリラックス感は何じゃ~?笑)

(^^♡

 

 

 

 

   

 

あ、怠惰なカモメさんも立ち上がりましたね~♫

喉を潤し満足したカモメさん達は、又川の方に元気に羽ばたいて行かれました♪

(^^✿

 

 

 

   

 

まだ水溜まりに残っているカモメさん♪

いつも違った可愛い光景を見せてくれて、写真を撮る事に飽きない私㋱~♡

(*^^*) ~ ♡

 

 

 

 

    

 

鳥達はピラミッド社会で疲れている人間と違い、いつも生命力に溢れ、

常に一緒に何かをせねばならぬという不自由さもなく、

 

好きな時に集い、好きな時に群れから離れたりして、

実に伸び伸びと、自由に生き生きしています~☆彡

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

それでは最後に、私の好きなOSHOの本からの素敵なメッセージをお届け致します♪

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 「自己中心的(セルフィッシュ)であれ、と私は説く。

 まずは、あなた自身の花を咲かせて欲しいのだ。

 

 

 そう、それは傍(はた)からは自己中心的に見えることだろう。

 傍から自己中心的に見えるということに、私は反対しない。

 それで良いのだ。

 

 

 しかし、バラが花咲くとき、バラは自己中心的だろうか?

 蓮が花咲くとき、蓮は自己中心的だろうか?

 太陽が輝くとき、太陽は自己中心的だろうか?

 あなたが花咲くとき、あなたが自己中心的となる心配などあるのだろうか?

 

 

 あなたが生まれ落ちたことは、まだ始まりに過ぎない。

 誕生はチャンスを与えてくれるだけで、それだけではまだ完成ではない。

 あなたは自分の花を咲かさないといけない。

 そのチャンスを、バカバカしい他人への奉仕などで無駄にしないで欲しい。

 

 

 あなたの最も重要な第一の責任は、自分の花を咲かせることだ。

 完全に意識的になり、気づきを保ち、注意深くなることだ。

 

 

 そしてその意識状態に至ったとき、

 あなたには、何を分かち合うことができるのか、

 どうすれば数々の問題を解決できるのか、

 見えてくることだろう」

 

 

「瞑想録」静寂の言葉 OSHO より

 

 

 

 

こういう自己責任を持った生き方を各々ができれば、私達は誰が上とか下とかではなく、誰かが持っている才能に、その誰もが持っている「その人オリジナルの才能」に、嫉妬する必要もなく、

 

誰かの嫉妬を怖れて、自分の才能を隠したり我慢するという必要もなく、

 

「あの人のせいで傷付いた」「あの人のせいでこうなった」「あの人のせいでやる気を削がれた」など、お互いに誰かのせいにするという事もなくなり、自然に伸び伸びと"本来の自分"というものを自由に表現でき、

 

そういう自分と相手を認め合い、お互いに心の底から相手の才能を楽しめる、実にフェアで楽しい世の中になるのだろうな~と私は思っています♪(※人と競争する人=ピラミッド社会を好む方達というのは、相手の才能を心の底から楽しむという事ができない方達です)

 

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

自分を生きていない人ほど、自分以外の他者に過干渉し、自分の事は棚の上で、絶えず他人を見張ってジャッジする事に余念がない様です。

 

又本当の自分を生きていない人は、自分だけの妄想の世界に浸って、ナルシスト的に生きていたりもします。

 

そしてこの様な方達は、相手の持っている才能は固より、自分が持っている才能ですら、心から楽しむという事ができずに(※何故なら、いつも他人と競争するからです)、

 

自分以外の誰かを崇拝したり、その裏返しで非常に嫉妬深いという特徴がありますので、皆様も"他人"ではなく、どうか"ご自分"を観察してみて下さい。

 

何故なら「他人をジャッジする」という行為は、実は「自分をジャッジしている」という行為でもあるからです。

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

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長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年