- 大園 エリカ
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
- 東京都
- クラシックバレエ教師・振付家
最近はマスコミやメディアが、「充分な水分補給(※喉が渇かなくても一日最低2Lは必要)」という事をやたら推奨しておりますが、皆様はどの様にお考えですか?
又一時大ブームを巻き起こしてはいましたが、私が予測していた通りに、現在その弊害も言われ始めて下火になりつつある感の「炭水化物抜き」を推奨するダイエットや健康法なども、どの様に捉えられていらっしゃいましたか?
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私はこういうマスコミやメディアが、何かを目的として口裏を合わせた様に、一斉に異口同音で煽る一種の"不自然なブーム"というものには、昔から非常に懐疑的な所があり、個人的には全然信用してはいません。
何故なら、その人、人の健康法は、その方の持って生まれた体質や生活習慣、そして職業によっても皆違って当然というのが私の考えであり、
全てはその日、その日の心身の活動内容や食事内容、そして年齢を重ねる事から生まれる変化など、常に変動する中で生まれるバランスの問題だと私は思うからです。
( ・・) ~ ☆彡
私がこうした世間が生み出す「万人向け」のブームに乗ること無く、自分の健康をそういうものに預けず依存しないでいられる一番の理由は、「自分の身体の声に耳を傾ける」という基本を持っているからなのだと思います。
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例えば「喉が渇かなくても多量の水分補給が必要」という事から私が感じるのは、
「血液がドロドロに汚れた人達には必要な処方かもしれないが、血液がサラサラな人達には逆で、体が欲してもいないその水分の過剰摂取は、その処理に腎臓を疲弊させ、血液を薄くさせる水毒に成る」という事です。
元々人間の体というのは素晴らしい機能を持っているものなので、必要なものはその都度ちゃんと体が教えてくれる様に出来ているものなのですが、
現代人は飽食と多種多様の食品添加物まみれの食品を多量に摂取する事で、心身の感覚が鈍って誤作動を起こしてしまう様な状態になっている為に、そういう「自然に体が教えてくれるメッセージに気付けなくなっている」という事があるのではないでしょうか?
つまり「自分の体の感覚を感じる」という事ができない状態になるまで、心身の感覚が麻痺してしまった方が、それだけ多くなってしまったという事の現れが、
「体の声に耳を傾けず、頭で摂取する」という、こういう不自然なブームに煽られ乗せられてしまう事に繋がっていて、実はそれで体調を崩されている方も多いという事を私は感じるのです。
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病気でも何でもその因果関係に目を向けずに、何でもその悪くなった部分だけを切り離して治療しようとする傾向の強い西洋医学には、東洋医学の様に「身体を一つの宇宙」と考える様な哲学が無い為に、
馬鹿の一つ覚えの様に、全ての人に対して「痩せるには炭水化物抜き!」とか、「若さと健康の為には、喉が渇かなくても一日2L以上の水分補給!」を繰り返す様相には、
私の様な人間には、正直異様ささえ感じてしまうと言っても過言ではありません。
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ちなみに「ビタミン・ミネラルと、糖分と塩分が含まれたスポーツドリンクが良い」と思っていらっしゃる方も多い様ですが、
私にしたら人工的なビタミンやミネラル、そして糖分が含まれる飲み物というのは、決して健康的な飲み物ではないという事で、
それならば「天然のミネラルを含んだノンカフェインのお茶を無糖で飲んだ方が、よっぽど健康的!」だという事を、私の身体は私の健康の為にすでに答えをくれています♪
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ですので、もし充分な水分補給(※過剰な果物摂取含む)をしているのにも関わらず、夏バテを感じていらっしゃる方がおりましたら、その過剰な水分補給が腎臓を疲れさせて、体の血液濃度を薄くさせているせいかもしれないですし、
甘い飲み物や人工的な飲み物の摂取、そしてこれも実は見落とされがちな事なのですが、肉類や乳製品の過剰摂取から来る血液の汚れという事から来ている怠さという事かもしれません。(※血液がドロドロになるほど喉が渇くという悪循環も生みます)
…という事で、今回は私の経験上からの夏バテ防止策&健康法のお話しでございました♪(※何か夏バテ対策シリーズみたいになってる?笑)
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私は「喉が渇いたら水分補給をする」という、体の感覚を信じ任せる"自然派"です♪
だから頂く時には、本当に美味しく味わって頂く事ができます♡
(*^^*) ~ ♡
喉が渇いてもいないのに「頭で考えて無理矢理飲む」というのは、私には拷問に近い感覚がありますし(笑)、惰性でついついお茶などの水分を過剰に摂ってしまった時などは、自分の中の体のミネラルバランスが崩れる事が感覚で分かるのです。
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ちなみに塩分を摂り過ぎた時もそうですが、精製された糖分や人工甘味料を摂取した後は、体がその毒素を薄めようと水分を要求するという事があり、
それが不快な浮腫みに繋がっているケース=痩せづらい体質を生んでいるという事もある様です。(※これも水太りと言われる水毒に当たります)
( ・・) ~ ★
余談ですが、私はアイスクリームを食べた後には、必ずやたら喉が渇くという経験が有りますが、糖分と乳製品のダブルパンチで、正にそういう事だったのですねぇ!
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このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年