私に取って自分を疲れさせる生き方「人に勝つ事をエネルギーにする」 - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
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私に取って自分を疲れさせる生き方「人に勝つ事をエネルギーにする」

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世の中には、所謂「仕事のできる方達」というのは沢山いらっしゃると思いますが、そういう方達を拝見していて私には観えて来るものがあります。

(^^✿

 

それは「この方を駆り立てているエネルギーとは、一体何なのだろう?」という事です。

( ・・) ~?

 

表面的には同じ「仕事ができる」という事であっても、私に取って人を観る時に大事なのは、「この方は何を動機にこのお仕事を選んで、どの様な生き方をされてその才能を開花されて来たのか?」という所になるのです。

( ・・)

 

 

 

ちなみにこの地球という星には、この世を陰で牛耳る者が人間を支配する目的で作り上げた"金融システム"というものが存在するので、私達は「生きて行く為にお金を稼がなければならない=働かないと自分や家族が食べて行けない」というコンディションを否応なく持っておりますので、

 

本当に「自分の仕事が好きでしている」という幸せな方(※それでも仕事になると、そこに纏わる色々なものへの苦労を味わう事や、又努力を維持し続ける=精進というものは一緒なのですが…)は稀であり、

 

正直な所、自分や家族が生きて行く為に、或いは「自分が本当にしたい事をする為のお金が必要」だから働いていらっしゃるという方達の方が、この世では断然多いというのが事実ではないかと推察致します。

(・。・;

 

 

 

そんなコンディションの世の中で、所謂"仕事ができる人"という方達の「エネルギーの源になっているのは何なのか?」というのを観察させて頂いておりますと、

 

「人と競争する事をエネルギーとする」という、謂わば"戦う男性的エネルギー"で自分を維持されている方達というのは、仕事になると男女問わず、とても多い様に私は感じます。

( ・・)・・・

 

 

 

この「人と競争する」という事で自分のモチベーションを上げて、自分の才能を開花させるというやり方も、人間を成長させる一つの通過点というか、そういうものをキッカケとして、そういう過程を経て人間として色々な事に気付きながら成長して行くという段階にある方達もいらっしゃるでしょうし、

 

つまり人によっては、そのやり方がその時の自分の成長の為に必要なモチベーションだったりするという事も言えるので(※若い時にそういう経験する事は、決して悪いものではないと私は思います)、良いとか悪いとかの判断はできませんが、

 

私の様な人間には「人と競争する=人より優れていたい」というものをモチベーションにしてしまうと、結局それは単に「自分を疲弊させる行為」以外の何ものでもないのですね。

(^^;

 

ちなみに私のこの感覚は若い頃から変わらず、私の場合は人と競争すると、自分が自分で厭になるという性格でして、故にもし競争するならば、それは他者ではなく「過去の自分とだけ」というのが私のスタンスです。

(^^✿

 

 

 

そんな私なのですが、この「人と競争する」というスタイルが、見ていて素敵だな~♪と思える方達というのも実はいらっしゃいます~♫

 

私に取ってそういう存在になる方達とは、「自分であろうと、競争相手であろうと、誰であろうと良いものは良い」と認め合う事ができる心の綺麗な男性同士が、お互いをライバルとして認め合い、個々に自分磨きをしながらお互いを高め合って行く姿を観た時でしょうか。

(*^^*) ~ ☆彡

 

 

 

私が何故人間同士ではなく「男性同士」と表現させて頂いたのかというと、先にも申しました様に「人と競う事をエネルギーとする」というのは、非常に男性的な気質=本質であるからです。

 

ですのでこういう生き方というのは、私的には「男性にはとても良く似合う生き方」だと感じておりますし、観ていて清々ささえ感じる事があるというのは、

 

男性には「相手の良さを認める清さ=純粋さ」というものも同時に持たれた方が多いからでありましょう。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

但し男性であっても、そういう「ものを真っ直ぐ観る純粋さ」を持っていない方=相手の優れた所を認めようとせず、

 

常に誰に対しても自分が人より優れていたいと他者にマウントする事を好む人間=逆から言ったら「コンプレックスの強い人」が、人と競争する事をモチベーションにする=自分の優位性を誇示する、自己顕示欲丸出しな生き方に対しては、私は美しさは全く感じませんが。

"(-""-)"

 

 

 

私が昔から「男性の方が、女性より純粋な方が多い」と感じる事が多いのは、

 

こうした「ライバルであっても、お互い相手の個性の違いや優れた所を認め合い称え合う」というものを、女性同士の中では、残念ながらあまり観る事ができないと感じさせられる事が多いからなのだと思います。

 

特に女性は同性に対して「ライバル心を持つ」と言う事は、イコール「非常に嫉妬深くなる」というケースがとても多く、

 

その様な方達が「男性的な生き方=人と競争する事をモチベーションにする」場合は、意識する相手に対して非常にサディスティックになるというのも、女性の方に多い特徴かもしれません。

 

ちなみにこの様な"女性的気質"というのを強く持たれた男性も時々いらっしゃる様ですが、どちらにしてもそこに共通するのは「嫉妬深さから、ライバル視する相手にはサディスティックになる」という特徴がある様です。

(^^;(^^;;(^^;;;

 

 

 

いずれにしましても、その様な生き方を好まれる方達というのは、「相手に勝つ事からの快感」を一時的に得る事はできても、「人生で幸せを感じる事」は難しい方達という事が言えますので、

 

私はこういう方達には、慈悲の心を送るのみなのですが、自分も含めてどなた様に取りましても「自分を救うのは、自分しかいない」のでありまして、

 

こういう方達も、「自分のした事は、巡り巡って自分に返される」という因果の法則 には「自分で気付く以外ない」ですし、

 

又そういう気付ける知性というものも"日頃から徳を積む事でしか得られない"というのがこの世のシビアな自己責任を基盤にした「宇宙の法則」でありますから、

 

他者はどうしてあげようもないという事でもあります。

( ・・) ~ ☆彡

 

 

 

 

 

「因果の法則」を含めた「宇宙の法則」を深く理解した者は、嫉妬心も闘争心も「心の病気である」という真理に気付けた人達でもあります。

 

他者に対して「自分はどの様な心を向けているのか?」という事を各自が内観する事ができたら、自分が如何にくだらない事に囚われて、ひっちゃきになって空回りしているのかという事にも気付けます。

( ・・) ~ ☆彡

 

 

 

 

個々それぞれが持った「本質」というものは、特に女性の場合は「自分が気に入らない同性に対して、どの様な態度を取るのか?」という所に現れるものだと私は思います。

 

これは自分より立場の上の者がいたり、異性がいる時には決して見せる事のない「女性の顔」というものですが、こういう所にこそ、その人の本質が一番現れるものなのですね。

 

これは「人の目が無い所で、相手(※特に自分より立場が下の者)に対して何をするか?」というのが、その方の本質を物語るものであるという事実ですが、

 

良く「男性は女性の本質を見抜けない」と言われてしまうのは、そういう女性の陰の顔を、異性である男性は見る事がないという所から来るのでありましょう。

 

「相手が自分に好意を持ってくれている」という事で、相手に対する判断が鈍り、その方の持つ本質には目が曇ってしまいがちなのも、人間の持つ哀しい性(サガ)でもあります故…。(※あ、これは女性にも言える事かな。笑)

(・・;)

 

 

 

 

 

 

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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年