- 大園 エリカ
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
- 東京都
- クラシックバレエ教師・振付家
お正月…と言えば、家族や親戚の方達、そして友人達と一緒に楽しくワイワイ賑やかに過ごすという一大イベントというイメージがありますよね~♪
私も子供の頃は、そういう賑やかなお正月が無邪気に大好きでしたし、楽しい思い出も沢山あります♡
(*^^*) ~ ♡
でも表面上は仲良く見えていても、実は家族(夫婦・親子・兄弟姉妹)や親戚同士が、本当は仲が良くないという方達も結構いらっしゃるのではないでしょうか?(※皆様上手に隠されておりますが、実はこの世の中はむしろこちらのケースの方が多い様にもお見受け致します)
…という事で今回は、私が自分の人生の中で多くの方達から観せて頂いた「家族」というものから観える風景に付いて語ります。
☆_(_☆_)_☆
巷で良くある"家族&親戚あるある"で多いのは、父親が自分の妻の親や親戚の事を、或いは母親が自分の夫の親や親戚の事を内心とても嫌っていて、お互いに相手の家族の事を陰で悪く言うという様な構図でしょうか。(※中には隠さず、大っぴらに表に出される方達もおりますが…)
或いは自分の両親が、それぞれ自分の伴侶(※子供に取ってはどちらも親)に対して、心の中で凄く不満を持っていて、相手のいない所で子供に愚痴るという構図です。
(^^;;
この様な構図は本当に多い様ですが、こういうものを拝見して私が感じる事は、多くの"親"という立場の者は、それを聞かされるデリケートな子供の複雑な気持ちというものへの想像力が欠如しているという事でしょうか。
(・。・;
何故なら"子供"という立場には、その両家の血が自分の中にどちらも受け継がれて流れているからです。
( ・・) ~ ☆彡&★彡
そして子供の方もそういう事をきちんと分析できるという事は稀で、大体は「母親より父親の方が好きなら父寄り」に、「母親の方が好きなら母寄り」になるか、
或いは自分を守る為に、両親の前では賢くカメレオンの様に顔を使い分けるかして、無自覚にそういう精神的戦いに加担するという傾向があるのですが、
実はこれは私達が思っている以上に、例え本人に自覚が無くても"子供"というものは、自分の心の中に大きな分裂を引き起こす事に繋がっていて、
そうして子供という立場の者は、多くは無意識に自分の中が統合できなくなる事が原因となり、大人になって社会の中で生きて行く時にも、それが非常に大きな影を落とすという事に成るのです。
(-_-;)
…と、ここまでのお話を聞いて、親である立場の方達はドキッ!とされましたか?もしくはこんな事を話す私に対して「嫌な事を言う奴だ!」と腹が立ちましたか?(笑)
"(-""-)"
でも思い出してみて下さい。今は"親"という立場である自分達も、且つては「自分もそういう立場の子供であった」という事を…です。
\(◎o◎)/!
何故ならこういう構図というものは、先祖代々引きずられて来た、謂わば「繰り返される家系のカルマ」とも言うべきものなのですから、ご自分だけを責める必要はないのです。
でもそういう悪しきカルマというものは、自分達の幸せの為に、誰かが何処かで気付いて断ち切らねばならないという事は言えると思います。
そして大概こういうカラクリに気付く役目は「子供」という立場の者になりますが、実は本当は人生の先輩である親達が気付いてくれたら、子供が背負うその代々続いている家系のカルマの重荷をもっと軽くする事ができますし、それが家族全体が幸せになる為の一番の早道に成るのです。
( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡
ただこうして観ておりますと、その様な家系のネガティブなカルマが重症であればあるほど、親という立場の者のエゴも非常に強大なので(※これはそうしたカルマが未解消のまま代々引き継がれて来たからこそ、強大になってしまったとも言えます)、
「親である私は、子供より立場が上だ!」という事に固執するが故に、そういう親達はこの世の真理や真実に対しては必然的に目が曇る事になり、
頑固に自分達家族のシビアな現実や事実を認められない(※中には子供をライバル視して競争心を持ち、自分より先に真実に目覚めた子供を憎悪する親達というのも存在します)という構図があるので、
子供がいかにそういう真実に目覚めたとしても、そういう親を持った子供達の苦労というものは、棘の道に成る事が多い様です。
"(-""-)"
人間という者は、自分のエゴが強ければ強いほど、それに比例して他者への競争心や闘争心というものも強くなりますので、
「誰が言おうと真理は真理」という謙虚な姿勢を忘れてしまうという事や、「真理を理解するという事が大事で、そこに"誰が先に気付いた"とかは、さして重要ではない」という事にも気付けなくなる愚かさというものがあります。
そういう方達というのは「肉体の年齢」というものにしか目が行かない為、「魂の年齢」という広い視野や、そこから生まれる深い洞察力というものが欠如する事から生まれる人生の悲劇=自分の無知から真理に目覚める事ができない悲劇というものがある様で、
特にこれは"先にこの世に生まれた方々"に多い様ですが、狭い視野から生まれる「私の方が現世での肉体年齢が上であるから、立場も上である(※親であるとか先生・先輩であるとか等)」という事に執着し過ぎて、その固執が判断を誤る=真理に気付けないという事も起きている様です。
\(◎o◎)/!
それが何故"悲劇"なのかと言いますと、自分達のエゴ=激しい競争心から生まれる思考癖である「誰が」に拘るが故に、自分達よりも先に真理に目覚めた者への嫉妬心と劣等感から、
必然的に「この世の真理に目覚めた者を蔑ろにする」、或いは「憎悪する」「意地悪をする」「疎外する」「無視をする」という事にも繋がっている為に、結局それが自分達の運気を悪くしている事に繋がっているという真理にも気付けないからなのです。
(・_・;)
ちなみに、この世の真理の一つに「天は年齢や社会的キャリアや立場に関わらず、真理に目覚めたものへ最終的に味方する」というクールな宇宙の法則があるのですが、
自分の持つ私情から、真理に目覚めた人間に対して心無いネガティブな事をされる方達というのは、
反対から言えば「そういう働きを知らないが為に、そういう愚かな行為=自分の運気を自ら落としてしまう行為をしてしまう」という事なのでありましょう。
\(◎o◎)/!
そしてこれも反対から考えれば、家族の中で立場がどうであろうとも、一人の人格として真理に目覚めた者に対してお互いに敬意を持ち、そういう存在を大事にする事=自分達も同時に目覚めて行くという事になれば、
天は必然的に「その家族を、個人的にも全体的にも自然に幸せに導く」という事でもあると私は思います。
(*^^*) ~ ♡
こういう事は知っていようといまいと、家族であろうとなかろうと、天の法則として「真理に目覚めた者を援助する」という事が、この世では功徳を積む事に繋がっているらしいので、無意識であっても知らずにその様な役目を果たす事から、自動的にその果を受けている=運の強い方というのもいらっしゃる様ですが、
目覚めていない方達というのは、自分の中が分裂している方達でもありますので、
そういう存在である家族の一員に対して、「助けるという役割りを担いながら蔑ろにもする」という分裂した事を同時進行で行うという、そういう支離滅裂になるケースも多い為、やはりその分「幸福」というものへの道が遠回りになってしまうというのは、否めない事実であると私は思います。
ですので私達はまずは自分の為、そして家族含めた自分に関わる存在全ての為にも、やはり無知ではない方が良い様です♡
☆_(_☆_)_☆
こういうセンスの良い可愛さと温かさのある作品、とても好き♡
(*^^*) ~ ♡
先にも申しましたが、私が自分の人生経験から得られた真理の一つに、「天は真理に目覚めた者に味方する」という事がありますが、もう一つには「不思議だけれど、天は一番無欲な者に味方するものなのだなぁ!」という驚きとしての実感というものがあります。
\(◎o◎)/!
そしてそれと同時に、生まれ持った業が強くて、自分の事しか見えなくなっているガツガツとした欲深な人間ほど、最期は「実は本当に自分の人生で得たかったもの=真実の愛が得られない」という様な人生に成ってしまう事も多いのだなぁという事は、自分の人生の中で多くの方達から私が学ばせて頂いた事でもあります。
(・。・;
そういう方達は、例え自分の欲しいもの=現世で多くの人が羨む様なものを目に見える形として得られていたとしても、年を重ねるほどあまり幸せを感じられなくなって行く様で、最期は空しい思いで亡くなられる方達も多いというのも、この世の一つのシビアな事実であり、
そして無知故に自分を自分で誤魔化して来た分、苦しい思いをしてこの世を去られるという方達も又多いというのが私の印象ですが、
でも全ては「自分に与えられた自由な選択からの自己責任」というのがこの世の法則でありますので、私達が各々できる事は「自分の幸せの為に、自分で気付く事」以外にはないのだと、私はシビアに自分も含めて思います。
( ・・) ~ ☆彡
…という事で今回は、この宇宙には私達人間の様な甘ったるい感情というものは無い故に、こうした真理は一分の狂いなく全ての人間に平等に働く法則なのだと理解した私の、「幸せ」というものへの考察でございました♫
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それでは改めまして、
今年も皆様に取りまして、真に幸多き年となります様、心からお祈り申し上げます。
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このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年