男性的資質&女性的資質 - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:文化・芸術

大園 エリカ
大園 エリカ
(クラシックバレエ教師・振付家)
大園 エリカ
(クラシックバレエ教師・振付家)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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男性的資質&女性的資質

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今回は以前にも何度かご紹介した事のある、非常に説得力のあるOSHOのメッセージをお届け致します♫

☆_(_☆_)_☆





私は全世界が女性的資質でいっぱいになって欲しいと思う

                                                                       by OSHO


宗教体験に関する限り、男性は女性ほど恵まれた位置にはいない。

だが、男性にはひとつの資質がある。

それは戦士の資質だ。

 

 

いったん挑戦を受けて立つと、

彼はどんな資質でも成長させることが出来る。

女性的な資質でさえ、彼はどんな女性よりもよりよく育てることが出来る。

男性の闘いの精神がバランスを取る。

 

 

女性は生まれながらにして、様々な資質を持っている。

男性は、それを呼び起こす必要がある、課題を与える必要がある。

それらの資質は、男性には元から与えられてはいない・・

男性は、それを稼ぎ取らなければならない。

 

 

そして、もし男性と女性が共にそれらの資質を生きることが出来たら、

私達がこの世を天国に変容出来る日は遠くない。

 

 

またフリードリッヒ・ニーチェを思い出した。

彼は、イエス・キリストやゴータマ・ブッダ・・

こういう人達は真の男性ではない、なぜなら、

彼らの資質は女性的なものだからだ、と言った。

 

 

他に誰もこんなことを言った者はいない。

信奉者達の中にも、敵対者達の中にもいなかった。

だがニーチェは、確かに全く新しい洞察を発見するコツを掴んでいる。

 

 

彼はイエスに反対し、ゴータマ・ブッダに反対している。

なぜなら、人々が彼らに従うなら、誰もが女性的になるからだ、と。

ニーチェは男性の資質を愛している・・特に戦士の資質をだ。

 

 

私は女性の資質を支持する。

男性的資質を支持するニーチェの強調ゆえに、

アドルフ・ヒトラーは生まれた。

 

 

アドルフ・ヒトラー、ゲッベルス、そして彼を取り巻く犯罪者達の群れは

全て、知性に関する限りフリードリッヒ・ニーチェと比べれば小人だ。

彼らはニーチェを完全に誤解した。

 

 

彼らはファシズムを、殺人を、無実の人々を侵略すること、

罪のない人々を殺害することを支持している部分だけを取り出した。

この点で、私はニーチェに反対する。

 

 

私は男性を愛している。

私は男性の洞察を愛する。

だが、だからと言ってニーチェに賛成するということではない。

私はニーチェには同意しない。

 

 

私は、全世界が女性的資質でいっぱいになって欲しいと思う。

 

 

そうなって初めて、戦争は消え去ることが出来る。

そうなって初めて、結婚は消え去ることが出来る。

そうなって初めて、国家は消え去ることが出来る。

 

 

そうなって初めて、私達はひとつの世界を、愛に満ち、

平和に満ち、静かな美しい世界を持つことが出来る。

 

 

だから、男性があなたに与えた全ての条件づけを捨てなさい。

あなた自身の資質を発見して、それを開発しなさい。

あなた方は、男性を模倣する為にいるのではない。

 

 

私が、男性は女性的資質を育てなければならないと言う時、

男性が女性を模倣しなければならないという意味ではない。

 

 

あらゆる人は、男性であろうと女性であろうと、 父親と母親から生まれる。

彼の実存の半分は男性から与えられており、 半分は女性から捧げられている。

だから誰もが両方だ。

 

 

もしあなたが男性なら、男性が最上部にあり、

その下に隠れているのが全ての女性的資質、

あなたの母親から受け継いだ資質だ。

 

 

もしあなたが女性なら、あなたの女性的資質が最上部にあり、

あなたの男性的資質はその下になっている。

それが、あなたが父親から受け継いでいるものだ。

 

 

そして、自分の中でどんな葛藤も起こす必要はない。

なぜなら、あなたは同時に男性でもあり、女性でもあるからだ。

 

 

 

私の仕事の全ては、葛藤を生み出すことではなく、

あなたにその道を示すこと、どうすれば、

あなたの資質全てのオーケストラを創れるかを指し示すことだ。

 

 

それが人間としての、あなたの全一性になる。

 

 

 

 

         


            この写真を撮ったのは、3年程前でしたでしょうか。

  あまりに艶やかだったので、夢中になって日が暮れるまでシャッターを押し続けた記憶があります♫

                     (*^^*) ~ ✿




男性性(左脳=論理的)と女性性(右脳的=情緒的)というものは、性別問わず全ての人間に元から内在しているのですが、もし問題があるとしたら、それはその割合(※脳の未開発な部分から生まれるアンバランス)から来ている様に私は思います。


…と同時に、そういうアンバランスというものは各人の個性にも通じているので、その偏りがその人の魅力に繋がってもいるという事であるのかもしれません。


又世の中には男女共に、それぞれ割合いの違う脳をお互い持っていますから、そこからそれぞれの"相性"というものも生まれているのでありましょう♫ (※中には"腐れ縁"や、どちらかが"ボランティア"という相性の方もいらっしゃる様でございますが…。)


ただ人間は成熟して行くと、左脳(=男性性)と右脳(=女性性)のバランスが自然に均等に近付くと言われています。

(^^✿




そう言えば、昔「男性は戦いの星の"火星"から、女性は愛の星の"金星"から地球にやって来た」という説の本が話題になった事がありましたね~♫


又これは誰の説だか忘れてしまいましたが、それ故に地球に住む男女は、お互いの価値観が全く違う為に反りが合わず、憎しみ合ってさえいて喧嘩が絶えなかったので、


それを見ていた神様が、地球人の男女がお互いを理解し合い仲良くなれる様に、それぞれの脳みそである「左脳」と「右脳」を二つに分けて与え直したという説を聞いた事がありますが、それを聞いた時に「それが本当なら、神様って頭が良いな~♫」と私は思いました!(笑)

(^^ゞ




でもそういう神様のお計らいも空しく(!?)、現在この地球ではまだ多くの人間が「他者と自分を絶えず比較する」という事から生まれる"競争"や"戦い"を好む者も多い為、そういうものを「自分の生きるエネルギーや糧とする存在(※男性性)」が権力を握り続けて来ました。


そしてそれが行き過ぎれば、人間は必ず戦争を起こします。


この地球の支配者層達は、そういう愚かな事が繰り返された過去から多少は学んではいる様ですが、本質の所では何も変わっていないからこそ、今の時代は姑息な「目に見えない戦争=テクノロジー戦争」という形で、すでに地球は第3次世界大戦の真っ只中にいるという事を説く方達もいらっしゃいますね。


そして実際そうであるように、私の眼には映ります。

(◎_◎;)




この地球では「男性性が女性性を見下し蔑む」&「女性性が男性性を愚かと軽蔑する」という事も多々目に致しますが、そこにはお互いへの尊重という愛が不在な為、正直私は美しさを全然感じられません。

"(-""-)"


私達人間が内外面共に「男性性と女性性のバランスが取れる=成熟する」為には、お互いがお互いの資質を理解し尊重し合う事が必要で、その特質の両方を賢く駆使しながら、お互いが成長して行く事ではないかと私は思っています。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡




ちなみに一時期、この素晴らしい智慧が沢山詰まった「OSHO」の本にハマりまくった事がある私㋱♫ (※これは以前にどこかでお伝えしましたが、私とOSHOの本との出会いは、ちょっと普通では有り得ないとても摩訶不思議なものだったので、良く覚えています~☆彡)

(^^✿


彼の東洋思想的な成熟した深遠な洞察力と、その叡智溢れる表現力には、今触れてもやはり私㋱は感嘆しきりなのでございますが、


こういう深いアドバイスができる方というのは、正に内面の"女性性"と"男性性"がバランス良く見事に統合された方=大悟された方という事が言えるのではないでしょうか。


何故なら、その様に両方を深く理解できる彼の持つ視点はいつも平等で中立的であり、それ故そこに生じている「アンバランス」に目を向ける事で、常に"中心に戻る為の的確なアドバイス"をされているからです。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡







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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年