続続カンナの写真救出から寄贈・展示まで - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月27日更新

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続続カンナの写真救出から寄贈・展示まで

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カンナの写真救出から寄贈・展示まで

物事にはストーリーがあります

あのカンナの大きなパネルの心温まる救出劇の続きです
本日長野県須坂市メセナホールに無事掲げられました

広島原爆資料館のでの展示に学んで
この経緯など展示の仕方の工夫も考慮してくださっています

この工夫が大事だと思っています
ありがたいです

この救出劇のストーリーはブログに綴っています
ご参照いただけますと嬉しく思います


7月1日投稿ブログ

『原爆資料館取り壊しカンナの写真救出劇』
 

7月12日投稿ブログ

『続カンナのパネル写真救出〜寄贈まで』

是非合わせてお読みください


さて今日は続 続 編を綴っておきたいと思います

あの原爆投下からわずか1ヶ月で咲いたのに
忘れ去られた真っ赤なカンナが今こうして世界にも知れるところとなったのも
何回かの奇跡があったからに他ないのです

そして そこには「人」が存在するのです
不思議なことにその時々に必要な「人」が現れるのだと感じます

一人目はこの写真を撮った「人」です
アサヒグラフの記者松本氏です
私も奇跡の出会いを沢山していますが
そういう時こそ写真の記録がないものなのです
しかしアサヒグラフの記者松本氏は
「思わずシャッターを押した」のです
さすがに記者魂ですね

二人目はその写真を見出し資料館に掲げた「人」です
広島原爆資料館の前前前の館長畑口氏です
体内被曝でした
そのことを隠し通して最後の使命が
原爆資料館の館長職でのリニューアルだったと話してくださいました

そして三人目は
知られていなかったこのカンナの周知活動をしている「人」です
カンナ・プロジェクトの橘です


ここで注目すべきなのは3人ともに
決して容易な状況でしたことではないということです

松本氏は貴重なフィルムを使わざるを得ない状況での瞬時の判断です
当時フイルムは貴重なものでしたから指令以外のものを写すのは当然の行為ではなかったということなのです

畑口氏は周りの人たちの反対を押し切ってのことだったそうです

橘は自己資金での活動です


そしてこの度のカンナのパネルが捨てられそうになった時の救出にも
数人の「人」の存在を忘れてはならないのです

一人はこの取り外しの日を確認して知らせてくださった
カンナ大使の小林氏です
この方がいてくださらなければ
解体の日を東京にいる私は知る由もなかったでしょう

そしてすぐさま
「もしどなたも引き取る方がいなけらばうちにください」
と手を上げてくださった長野県須坂市長です
引き取り手がなければ270×160もの大きな写真パネルです
どうすることも叶わなかったでしょう
二人目です

とはいえこのような大きなパネルです
一時的にでも受け取り預かるのは容易ではありません
三人目はカンナ大使校の元校長先生常国氏です
すぐさま「僕が取りに行きますよ」と言ってくださいました
受け取るだけでも大変なのに
しばらくは保管もしましょうと言ってくださいました

ここまで揃えばあとは心を尽くしてお話しすることです
担当者に誠意を込めてお話ししました
資料館側もこれを受け止めてくださいました
異例のご対応をくださいました

13年に渡る一連のカンナ・プロジェクトに心を留めてくださり
署名での多くの人たちの思いを受け止めてくださったのでしょう
平和推進課の後担当者の存在は忘れてはならない四人目です
はじめはただ取り外すだけが最終的に無傷で
ご自身も外す作業をしてくださいました


そして取り外しも無事で届け先も決まっても莫大な運賃がかかってしまうことがわかりました
それを救ってくださったのがカンナ大使校の当時のPTA会長
山路氏です
知り合いの運送会社にすぐさま手配してくださり
はじめの予算の5分の1の運賃で手配してくださいました

そして当日作業に出かけてくださった
カンナ大使の常国氏・小林氏
みなさまたんたんとこなしてくださいました

ここまでの電話でのやり取りも
仕事の合間での遠距離でしたから本当に奇跡的な状況でした

カンナは忘れ去られて 
今も被爆植物には指定されていません

それでも数人の容易ではない中での頑張りに
今 世界中の人の心に平和と希望を繋いでくださいました

どうぞただ写真を見るのではなく
ここまでたどり着いたカンナの大きなパネルの裏側を
ここに至るまでの人たちの想いを感じていただけたら
カンナの咲いてくれた意味も深く心に刻まれるのではないかと思うのです


奇跡を起こすのは偶然ではなく必然かもしれません
かんなちゃん語録(カンナ・Pを展開する中で感じた言葉)に
「奇跡は必然の偶然の出遭い」と書きました

須坂の皆様 
そして須坂を訪れる皆様
どうぞこの奇跡の裏側を感じて
ぜひともカンナのパネルをご覧くださいませ

ただの白黒の写真と見過ごされていたカンナですが
その咲いてくれた意味がわかるのではないかと思うのです



カンナを知らせた人たちも
カンナを助けた人たちも
気負うことなくただたんたんとです

「残ってよかったね」

関わった人たちのお互いへの最高の賛辞でした











世界中の人の心に平和と希望の花を咲かせましょう

カンナ・プロジェクトsince2004 by Riho Tachibana

ホームページ  canna-project.com