Can youを「きゃんゆー」と発音する教師に英語発音を習ってはいけない！

Can you を『きゃんゆー』と発音する日本人って多いですね?

英語の先生から『きゃんゆー』と発音しましょうと学校で教えてもらったため、

こんなへんちょこりんな発音になってしまったのだと思います。

『きゃんゆー』はNG！

では、どうやって発音するのか？

第一のポイントとなる音は【ca の発音】。

第二のポイントとなる音は【n の発音】。

第三のポイントとなる音は【n と y がリンクして発生する発音】。

この３つの発音のコツを知らなければ、正しく発音できません。

では、そのコツをレッスンしましょう。

１．助動詞 can の a 部分は特別な音です。

ca で、『きゃ』ではなく、どちらかといえば、日本語の『け』に近い音です。

（カタカナを使って英語の発音を説明することそれ自体に無理がありますが、　　　

ここでは、カタカナ以外に手段がないのでカタカナで書いてみますね。）

２．n の発音は、 

舌先を上前歯の根元からほんのわずかだけ口の奥側にすべらせた口の天井部分にくっつけます。 

Ｌの発音をする時と同じ位置です。
舌先はそうしておいて、
【唇は手の人差し指の厚み程度、少しだけ縦方向に開けた状態を保ち】、
『ん』という声を出します。

３．n と you を続けて発音すると、『ニュー』という音が発生します。

よって、これらをすべてきれいに超ゆっくり発音すると、

Can you ... ?　は、『ケンニュー』 っぽくなるのです。

早いスピードでしゃべる時は、
Can 部分の a の音が軽く弱く短くなり、
Can you ... ?　は、『ケニュー』のような感じとなります。


さあ、日本人の『きゃんゆー』がいかに奇妙でしっちゃかめっちゃかな発音であるかが、
しっかりおわかりいただけましたか？

中学校へ入学すると、英語教師が、
『きゃんゆー』と生徒に教える日本の学校、まだまだたくさんあります。

いまだに英語教師がこのように信じられないような、
ありもしない英語発音をばらまき続けているのが、
日本の英語教育の現状です。

英語塾や学習塾の英語講師の中にも、
このわけのわからぬ 『きゃんゆー』を連発する方、たくさんいらっしゃいます。

無垢な子供に英語の基礎を教えるのが仕事のはずの児童英語教師にも、
いまだにこのような発音指導をなさる先生がいらっしゃる。。。
残念としか言いようがありません。。。

一人でも多くの保護者がこの現状を知り、
我が子の英語教育をゆだねる英語教師をしっかり選んでいただければと願います。

もし、あなたのお子さんが習っている英語の先生が、
『きゃんゆー』と発音なさる方だったら、
その先生の発音をまねしないほうがよいですね。


たったこれだけのことですが、
このフォニックスルールを知っているのと知らないのとでは、
大人も子供も、文字や音に対する感度が大きくちがってきます。

一見、なんでもないような、英語のつづりにも確かなフォニックスルールが存在します。
このルールを知っていれば、初見の単語でも、
つづりミス、読み間違い、発音ミスをしなくてすみます。

英語の発音やつづりは、ルールさえ知っていれば、
そんなに難しいものではありません。
必要とされている知識さえ習得すれば、あとは反復練習するだけでよいのです。
ぜひ、がんばって練習してくださいね。


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