- 田中 真由美
- サニー英語発音スクール 代表
- 東京都
- 英語発音スペシャリスト
対象:英語
今、一緒に病院でボランティア活動をしている方から
最近発売されたばかりの本を借りました。
「とても良く書けている本だから読んでみて」
と渡され、家に帰り一気に読みました。
この方は、日本航空の元社員。
30年前の日航機墜落事故で加害企業側の社員として
遺族の「世話役」となり、
この事故がもたらした彼自身の変化などについても
この本に載っていました。
日航と遺族の関係がすべて良いものだったとは
到底思えないけれど、
心を尽くし、遺族と長年接し続けた彼は
遺族から「痛みをわかってくれて身内のようなもの」と言われるまでに。
悲しみを抱きしめて 御巣鷹・日航機墜落事故の30年 (講談社+α新書)
「悲しみは辛いけど悪いことではない。愛があったからこそ、
悲しいのだから」
という遺族の方の言葉にあるように、
30年経っても悲しみは癒えていない。
でも周りの人々に支えられながら悲しみを抱きしめながら
必死に生きてきた様々な遺族たちの生の声は
心に深く突きささるものがあります。
主な内容は下記のとおりです。
3人の愛娘を失った夫妻の慟哭
慰霊を支えた元零戦乗りの村長
村一番の暴れん坊から「山守」に
遺族から慕われ続けた日航社員
遺族会をまとめあげた母の執念
事故直後に生まれた遺児の感慨
新妻を失った男性の「それから」
あの遺書が自分を育ててくれた
真相究明を続けた事故調査委員
今日の夜7時からTBSで特番もあるようです。
8.12日航ジャンボ機 墜落事故30年の真相
~生存者 川上慶子さんの兄が語る“妹と事故”~
TBS http://www.tbs.co.jp/osutaka30/?from_04