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１３日は事始めです
TV出演のオファーを頂きました
バラエティーでマナーをお伝えするのは
お断りしてきましたが
今回は 少しコンセプトに合うので
お引き受けさせて頂きました
クイズ形式のオンエアでは
お伝えしきれないことがありますので
こちらに補講として書くことに致します
お正月を迎えることがなぜ大事なのかを知って頂けて
若い世代に伝えられることを心から願っています
それには「なぜ」を紐解くことが大事です
長年にわたり調べたことを「恕」の心で現代に紐解いています
お正月を迎える始めは１３日の「事始め」です
随分早いなと思う方もいらっしゃるでしょう
ここで「なぜ」が大事です
私たちは普通の日と特別な日があります
普通の日も実は大切ですが
特別な日を晴れの日として清々しく迎えるためには
心をゆったりとさせて
一手間も二手間もかけて 来るべき晴れの日を心待ちにする
そんなことが大事なのです
一夜漬けのような間に合わせではなく
心をこめて準備してるうちに
次第に心がゆたかになります
慌てて「ただやればよい」とする形式主義の中には血が通いません
「型」と「形」の違いです
いつも授業でお伝えする基本的な考え方です
「かたち」にあって「かた」にないものはなんでしょう
もうお判りですね 「ち」「血」です
血を通わせた行い 姿勢 処し方は必ず相手に伝わると信じます
型（フォーム）だけの処し方には 「我」が先立ち
「相手の身になる」が薄いです
どうぞ 皆様 この「かた」と「かたち」の違いを受けとめて
「恕」の精神で処して参りましょう
お正月を迎える準備はなぜするのか
ここがわかれば
すべてがパーフェクトでなくてもよいのです
代用品 つまり「見立て」が通用すると思います
まずは とにかく「知る」こと
そして「やってみること」です
その中で 必ず心が豊かになっている自分をみつけるでしょう
それが「幸せを」「福を」呼ぶのです
正しい迎え方ではなく 正しく迎えようと想いを馳せることができたら
もう そこには「福」がやってきていると私は感じています
いくつかを何回かに分けてお伝えします
どうぞみんなで豊かに穏やかにお正月を迎えましょう
あなたが「幸せ」な気持ちでいて下さることが
私の幸せにも通じる そんな気持ちよい「幸せ」を味わいましょう
すす払い
京都の事始め
一般社団法人橘流恕学(jyogaku)アカデミーhttp://tachibanaryu.net/
一般社団法人橘流恕学アカデミーでは、マナー研修・茶道・和文化などを通して
「恕」の精神を伝えています
「恕学」とは「自分を受け入れること」「相手を受け入れること」「互いに想いを馳せ合うこと」「相手の身になる」を実践して豊かな人生を送るための学びです
橘 凛保（Riho Tachibana）
