身心一体が分からない理由
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徒然日記
2014-10-14 10:00
そんな話をよく聞きますし、実際その通りなわけですが、その本当のところを理解して実践している人というのは非常に稀です。
「いやいや、心の大切さは十分分かってますよ。」
と思われる方もいるかもしれませんが、あえてハッキリ言います。
分かっていると思っている人ほど、何も分かっていないものです。
大抵の方は、体の方に考え方が偏ってしまっています。
体の健康は気にするけれど、目に見えない心の健康というのは重要視していない方が多いのです。
些細なことで悩んだり、怒ったりしているのが、何も分かっていない証拠です。
考え方が間違っている人ほど、苦悩というのが大きくなります。
「顔に汚れが付いてるよ。」
と教えてくれる人には感謝するけれども、
「あなたの心は汚れているよ。」
なんて言われた日には、烈火の如く怒る人が多いのではないでしょうか。
「心って変えられるんですか?」
と言われる方も多いのですが、この世に変わらないものはありません。
ただ、心理学を勉強したとか、哲学の本を読んだからといって、何かが変わるわけではありません。
先日、体操の内村航平選手が世界選手権5連覇という偉業を成し遂げました。
何故、そんな偉業が…といえば、それだけの練習をこなしてきたからです。
何度も何度も繰り返す内に、体に染みこんでいくものなんですね。
それは心も同じなのです。
何度も何度も意識して繰り返していく内に、徐々に変わっていくものなのです。
にも関わらず、世の中の大半の人は、本を読んだとか、セミナーを聞いたとかで分かった気になっている人が多いのです。
それは、ただの知識に過ぎず、何の経験でもありません。
水泳のDVDを見て泳げる気になっているだけで、いざ溺れている人を見て助けに行こうとしたら一緒に溺れてしまうだけです。
実践を繰り返していかないと、心の扱い方も上手にはなりません。
本を沢山読んだり、人から様々なことを聞いて、知識がある人は大勢います。
更にマーケティングという名の知識を活かして、自分は凄く立派な人間なんだ…と見せかけている人も多いです。
本を出したから、テレビに出たからといって、その人が実践出来ているかというと、まったく別物なのですね。
相手の見せかけを信じるのではなく、その人の言動をまず見てみて下さい。
そして、その言動の裏側にあるものを、よく観察してみて下さい。
自分が出来ている、分かっていると思っている人は、自分を出来ている、分かっていると見せている人を見抜けないものです。
本当に出来ている人は、静かに謙虚に暮らしていたりします。
だからこそ、本物を見抜くのも大変なわけですが、本物を見抜く目というのも、本物に触れないと身に付きません。
日々、感情が昂ぶりそうな場面で、いかに自分を客観的に見ることが出来るのか…。
目の前にある問題から逃げていると、また同じ問題にぶつかります。
その問題をクリアすると、更に次の問題が現れます。
一つ一つ階段を上って行くうちに、気付いたら小さな問題が問題では無くなっているのですね。
そして、ふと後ろを振り返ると、高い目線から周りを見渡せるようになっています。
相手を見下すとかそういうことではなく、智慧が身に付いてきたという証拠です。
見下すのと何が違うのかというと、悩みや苦しみというものが以前とは段違いに減っていることが分かると思います。
些細なことで怒ったり、悩んだりということが減るのです。
智慧というものは実践を繰り返して身に付くものです。
一朝一夕で身に付くものではありませんし、ましてや誰かにブロックを外してもらうものでもありません。
その時は確かに良い気分がしたとしても、日常に戻って何も変わっていないのであれば、それこそ、心が良くなるDVDを見て、良くなった気になっているのと同じです。
一方、心の方の学びだけに偏ってしまっている人もいます。
身心一体が故に、心からくる体の不調もあれば、体からくる心の不調というものもあるのです。
身心一体の意味、本当に分かっているのでしょうか?
「分かっています。」
と思ったあなたは、もしかしたら何も分かっていないのかもしれません。
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