全てのことは自業自得 - コラム - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年05月01日更新

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全てのことは自業自得

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徒然日記

ある日、一人の男性がブッダの元に来て、こんな質問をしました。
「バラモン(インドの高僧)から、祈祷をすれば天界に生まれ変わるという話しを聞きました。あなたが説かれているのも、そのような教えなのでしょうか?」


それを聞いたブッダは次のように答えます。
「では私から逆に尋ねましょう。池に大きな石を投げ込んだ後、浮かべ浮かべと念じていたら、石は浮いてくるものでしょうか?」
「いえ、当然のことですが石は沈んでいくでしょう。」
「それでは、水の上に浮いている油に、沈め沈めと念じていたら、油は水の底に沈んでいくものでしょうか?」
「いえ、油は水に浮くものですから沈むことはありません。」
「その通りです。では、天界へ行こうと祈祷するだけで天界へ生まれ変わるものでしょうか?悪い行いをすればこの世が地獄となり、良い行いをすればこの世は天国となります。全ての結果は自分の行いによって起きているのです。祈祷をするから天界にいけるわけではありません。これが私の伝えていることです。」


ブッダの教えは「自業自得」というものでした。
良いことも悪いことも自分のした行いが返ってきます。
だからこそ、自分のしたことの責任は自分で取るという、「自己責任」が大切になってくるわけです。


人間というものは勝手なもので、都合の悪いことは誰かのせい、何かのせいにして、良いことは棚ぼたのように落ちてくることを願っています。
問題が起きれば「日が悪かった」「相手が悪かった」あげくの果てに「ご先祖の祟りが…」と、現在の自分が存在していることに感謝もせず、ご先祖様のせいにしてしまいます。
そして、良いことだけを願って神様に祈り、他人に頼り、願いを叶える方法を探し、パワースポットに通っています。


仏教には身口意の三業という言葉があります。
「身」という体の行為、「口」という言葉の行為、「意」という心の行為。
この三つの行為によって結果が返ってくるということです。


では、一般的な願いの叶え方について考えてみましょう。
よくポジティブな言葉を発していたら願いを叶えられるという話しを聞きます。
ですが、それは「口」だけであって、「身」と「意」が揃っておりません。


言葉だけで行動しなければ何にも起きないわけです。
でも心では願っているのだから「意」はあるでしょう?
と思われるかもしれませんが、願いと言うのは現状への不満の裏返しなわけで根底にはネガティブがあります。


都合の良いことのみを願い、悪いことは何かのせいにして…。
こんな心では、当然のことながら、自業自得が故に、自らのところに結果として現れてきてしまうのです。
その心を根底から変えていかない限り、本当の意味で幸せにはなれません。


人は環境に左右されるものですから、善の身口意を実践していくためには、善に触れ続けることが大切です。
そのためには、まず自分の価値観を疑ってみることも必要なわけです。
自分が普段、何を考えて、どんな言葉を発し、どんな行動をしているのか…。
見直してみるのも良いかもしれませんね(^_-)-☆


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