いい加減な計画を立てましょうーウェブ解析ではどう比較するか?ー - アクセス解析・効果測定 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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いい加減な計画を立てましょうーウェブ解析ではどう比較するか?ー

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ウェブアナリストの視点

今日はウェブ解析士マスター認定講座に参加しています。

今日が初日で、7名の方が挑戦しています。

東京・千葉・新潟・長野の方が参加されていますが、皆さん非常に熱心な方が多く、

こんな方々が講師になると素晴らしいなと思っています。

 

皆さん、こんにちは。今週から三週連続で週7日勤務の小坂です。

 

ウェブ解析のお話をお客様にしていたり、講座の受講者と話していると、

よく聞かれるのが、「ベンチマークをどう決めるのか?」「比較は何と比較するのか?」です。

 

ウェブ解析は過去のデータを元にしますが、その法則が今後も続くとは限りません。

また、未来のことを考えるわけですから、当然外れることもあります。

じゃあいい加減な解析しかできないのか?というとそうではありません。

 

野球で配球を読んで打者が打つ場合があります。

これは投手の特徴などを元に考えるわけですが、当然外れることは多々あります。

その予測を「いい加減な予測をするな」という人はいないでしょう。

いい加減でも予測をしないと、ベンチマークを作らないと何も変わりません。

「間違ったことをする可能性がある」ことを恐れる人もいますが、それでは何もできないということです。

 

さて、では、ウェブ解析では何と比較するのか?

比較対象は3つあります。

・一つは「前年同月比」や「前月比」と過去との比較です。

 過去のデータがあれば、それが納得感はあります。

 そこで伸びたのかどうなのか?

 ただ、ここには落とし穴があります。

 ウェブは新しいですし、どんどん進化します。

 1年前にウェブサイトを作った場合、1年前より良くなるのは当たり前ですので、

 そこで「良かった」と判断してはいけない場合もあります。

 ただ、事業の成果と考えると有効ですので、活用してください。

 補足すると、「トレンド」を見ることも大事です。

 波がありながらもどういう傾向にあるのか?増えているのか、減っているのか?

・二つ目は比較対象を「セグメント」で行うことです。

 セグメントは色々ありますが、

 ・部門別・商品別・顧客の種類別等、事業による違いを見る

 ・会社概要関係、ニュース関係、IR関係のように、コンテンツの種類で分解して比較する

 ・LP、詳細ページ、フォームというように、階層別に分解する。

 流入(トラフィック)にどういう課題があるのか、回遊(コンテンツ・導線)にどういう課題があるのか、

 CV(フォーム)の仕組みにどういう課題があるのかなどを考えます。

・三つめは「ベンチマーク」との比較です。

 多いのは「計画」との比較です。

 ここが重要です。

 過去の実績を元に、事業の状況や外部環境なども元に、「計画」を立ててください。

 その計画との比較は一番有効です。

 計画では「売り上げ」「単価」等も必要ですし、「訪問者数」「平均PV」「フォーム到達数」「直帰率」などを決めていきます。

 これを決めておくと、目標未達の場合に、どこが予想外に悪かったのかを検証し、

 流入を増やそう、使い勝手を改善しよう、キャッチコピーを変えよう、予算の編成を変えようとすることができます。

 

 この計画は当然ですが、未来の話ですので、適当です。

 そして、その計画は過去の数字などを参考にしますが、厳密な法則はありません。

 「じゃあいい加減な計画ですか?」と時々聞かれますが、そんなことはありません。

 もちろん外れることもありますが、それは施策が失敗したり、予想以上に成功すれば外れますが、

 「考えて」計画を立てないと何もできません。

 特に、「新規ウェブサイト立ち上げ」などでは計画を立てる根拠に乏しくなりますが、それでも立ててください。

 そこと比較することで、その計画の制度もあがってきます。

 

この3つ。過去との比較、セグメントしての比較、計画との比較。

これらにより、具体的な課題や施策への示唆を得られます。

 

ウェブ解析のコンサルティングではこの要素を重視してやります。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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