大泉 稔(研究員)- Q&A回答「相続対策を目的とした終身保険に…外貨建て保険はあり得ません」 - 専門家プロファイル

大泉 稔
突然の相続で…困っていらっしゃいませんか?

大泉 稔

オオイズミ ミノル
( 東京都 / 研究員 )
「保険と金融」の相続総合研究所 
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相続対策のための終身保険について

マネー 生命保険・医療保険 2016/05/12 22:34

もうすぐ59歳の母親の私と社会人の子供二人の三人家族です。
相続対策として子供二人のために、終身保険を考えています。
単純に円で1千万の生命保険が残せれば良いと考えていましたが、
FPに相談するとやはり利率の良い米ドルや豪ドルで運用するものを強く勧められます。
例えば米ドルで為替が65円になっても日本円と、トントンなので、
リスクを考えても円より良いように思われますが、何か落とし穴があるのではないかと心配です。
一時払いと10年払いや8年払い済みなどたくさんあって迷ってしまいます。
アドバイスいただけたらと思います。
よろしくお願い致します。

オースチンさん ( 東京都 / 女性 / 58歳 )

大泉 稔 専門家

大泉 稔
ファイナンシャルプランナー

1 good

相続対策を目的とした終身保険に…外貨建て保険はあり得ません

2016/05/12 23:22
( 4 .0)

オースチン様

こんばんは。ご利用ありがとうございます。相続総合研究所の大泉稔です。

相続対策を目的とした終身保険に、ドル建てや豪ドル建ての、いわゆる外貨建て保険なんて
あり得ない選択肢です。

相続というのは、いつ起こるか分からない「不測の事故」です。
一方、外国為替相場も、先々、どのような動きをするのか読むことができません。

将来の不測の事故に備えるための保険に、
先々、どのような動きをするのか分からない為替で備えようというのでしょうか?
私には笑い話のように思えてなりません。

そして、お尋ねしたいのは、
『米ドルで為替が65円になっても日本円と、トントン』
これはどのような理屈なのでしょうか?

特に、豪ドルはマーケットが小さいので、変動が激しいのです。
もし、豪ドルの過去の為替相場の実績を以て、将来を予測するのなら、
それは素人にも値しません。

また、
資産運用という視点で考えても、外貨建て保険なんてあり得ません。
外貨で運用するのなら、外貨建てMMFや外貨建て債券で十分です。
外貨建て保険よりも短期間で、外貨建て保険を遥かに凌ぐパフォーマンスを出すことができます。
わざわざ外貨建て保険で大きくリスクを取って、ムダな時間を費やしているだけにしか思えませんが。

評価・お礼

オースチン さん

2016/05/16 22:23

早々に返信いただいたのにもかかわらず、遅くなって申し訳ありません。
やはりアドバイスいただいた通り、当初の目的通り、日本円にしようと思っています。
米ドルの保険については、現在の為替で計算して日本円で500万円の保険に入ると、最低3%の積立利率が保証されているので、10年経過後は8万ドルの最低保証があります。8万ドルであれば、為替が65円まで円高になっても500万円を下回らないということでした。
この説明を聞くと、半分米ドルも良いかと思ってしまいます。
やはり外貨にすべきではないでしょうか。アドバイスお願いいたします。

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