沼田 順(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「旧宅のローン返済を優先してください」 - 専門家プロファイル

沼田 順
住宅金融公庫出身のFPが貴方のマイホームライフをサポート

沼田 順

ヌマタ ジュン
( 兵庫県 / ファイナンシャルプランナー )
Office JUN 代表
Q&A回答への評価:
4.6/88件
サービス:5件
Q&A:116件
コラム:535件
写真:0件
印刷画面へ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼
「住宅ローン、不動産アドバイス」 (※外部サイトへのリンクです)
公式ブログ

新居の頭金と旧宅のローン返済。どちらを優先させるべき?

マネー 住宅資金・住宅ローン 2010/10/19 08:44

お世話になります。
現在、住宅の買い替えを予定しています。

□旧宅
評価額:1000万円
残債:750万円
※売却は2011年3月ごろまでを目処にと思っております。

□新居
住宅価格:3600万円(手続き料等除く)
オプション関連:100万円程度

買い替えにあたり、貯金より800万円程度を資金にあてたいと思っております。
また、銀行からは新居全額+旧宅の残債でローンを組むことは可能といわれております。

1)住宅取得による税金控除の対象は、新居の住宅価格のみになりますか?

2)上記の場合、
新居の手続き料+残った分は旧宅のローン返済
に800万円を当てることを考えておりますが、
頭金に当てたほうがよい、等ありましたらアドバイスいただけないでしょうか。

どうぞよろしくお願いいたします。

のんべぃさん ( 東京都 / 女性 / 34歳 )

沼田 順 専門家

沼田 順
ファイナンシャルプランナー

- good

旧宅のローン返済を優先してください

2010/10/19 12:46
( 5 .0)

初めまして。公庫出身のCFP、沼田と申します。

まず1ですが、住宅ローン控除の利用要件として「マイホームの取得等」にかかった費用ということですから
控除対象金額は3600万円になるものと思われます。(念のため税務署にはご確認下さい)

次に2ですが、これは当然ながら諸費用と旧宅の残債に当てるべきです。
結局、800万円を頭金に利用してしまうと控除対象額は2800万円になってしまいます。
また登記手続き上も、残債はできるだけ少なくしておいた方がよろしいでしょう。
(新居の抵当権には債権額(今回の融資額と残債額)が登記され、登録免許税も債権額がベースになります)

以上、ご参考になりますと幸いです。


沼田 順(CFP 上級国際ライセンス)

補足

補足訂正:新居の抵当権の債権額は頭金充当(2800万円+750万円=3550万円)でも、
残債充当(3600万円ー(800-750万円)=3550万円)でも同額になりますね。失礼いたしました。
しかし、残債が残っている場合に頭金充当にしてしまうと、銀行側としては住宅ローン控除の事も考えて、新居融資分
(2800万円)と残債分(750万円)を別々に抵当権設定する可能性もあります。この場合は、残債分の抵当権設定
費用が余分にかかりますので、やはり残債に充当すべきという結論になります。

評価・お礼

のんべぃ さん

2010/10/19 22:04

詳細なご返答ありがとうございます!
参考にさせていただきながら返却プランを検討したいと思います。

またなにかありましたらどうぞよろしくお願いいたします。

沼田 順

2010/10/19 23:08

高評価、ありがとうございます。

新居への引越しがスムーズに進むといいですね。

また何かありましたら、遠慮無くご質問下さいませ。

沼田 順

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム