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小松 和弘
経営コンサルタント

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同じ会社で外注先として仕事を請けることは問題ないです

2018/08/20 20:44

従業員として働きつつ、同じ会社の外注先として仕事を請けることが問題ないかというご質問ですね。

askaeri様は営業事務全般の仕事をご担当されていますが、これとは別に経理関係の記帳やデータ入力作業を請け負うことは問題ないかと思います。
但し、askaeri様が現在行っている仕事と、外注先として請け負う仕事を明確に区別できることが前提です。
そして業務を請け負う前に会社側と以下内容を書面で取り決めることが肝要です。
・業務請負内容
・作業量(データ入力量)
・作業の期限
・作業量に対する対価
・対価の支払い期限・支払方法

もしaskaeri様が現在行っている仕事と、外注先として請け負う仕事を明確に区別できない場合以下の懸念があります。
従業員として担当する業務と外注先として担当する業務の境目が曖昧となり、例えば、外注先として担当している業務に付随する業務が新たに発生した場合、
本来であれば個人事業主としての報酬を上げてもらうべく交渉できますが、従業員としても働いている場合、その辺を会社側から曖昧にされてしまう可能性があります。
また、一般的に同じ仕事を任せる場合、従業員に担当させる場合と、外注先に任せる場合では、同じパフォーマンスを発揮してくれるのであれば、外注先に任せた方が会社としてリスクが少ないです。
経費の面では、従業員を雇う場合には会社として社会保険に加入し保険料を負担する必要がありますが、外注先に対しては会社が社会保険に加入する必要がありませんので費用負担が少なく済みます。
加えて、従業員を解雇するのは難しいですが、外注先との契約は有期契約となることが通常で、契約を更新しないことも簡単にできます。
従い、askaeri様が外注先として担当する業務が増え、従業員として担当する業務が減っていくと、最終的に従業員として働くのではなく、外注先としての業務請負契約に切り替えられてしまう可能性もあるかもしれませんので、この点は注意が必要です。

個人事業主となるにあたっては税務署に開業届を提出し、今後毎年確定申告をする必要がありますのでご留意下さい。
また、askaeri様の勤務先が従業員10人超の会社であれば就業規則があると思います。
会社側に説明しているとのことで大丈夫かとは思いますが、念の為に就業規則をご自身で確認し、副業が禁止されていないか、副業を行う際に会社に対して決められた手順で届け出を出す必要がないか、確認された方がいいでしょう。

askaeri様のご成功を祈念しております。

開業届
請負契約
個人事業主
就業規則
確定申告

回答専門家

小松 和弘
小松 和弘
( 東京都 / 経営コンサルタント )
ホットネット株式会社 代表取締役
03-6685-6749
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この回答の相談

会社員と個人事業について

法人・ビジネス 独立開業 2010/02/16 22:49

現在、会社員として働いています。
会社員の立場のまま、個人事業を始めたいと考えています。
勤務先では営業事務全般を任されています。
個人で始めたいのは、経理関係の記帳やデータ入力のSOHO的な仕事… [続きを読む]

askaeriさん (愛知県/45歳/女性)

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