吉本 彰夫
ヨシモト アキオグループ
3Dプリンターとインプラント(その6)
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地盤がない場合どうするのでしょう?
埋め立てが必要ですよね。
まず埋立地を作り、そしてそこに大きい柱を立てる。
瀬戸大橋は大手ゼネコンによって造られております。
瀬戸大橋を木造で少人数で作るなんて、
考えられませんよね。
しっかりと埋め立てをし、土台を整えた後、頑丈な鉄骨や
コンクリートで作り上げていくのです。
決して、ゆるゆるの土台に木の柱を・・・・とは、
ならないのです。
インプラントによる再建もまったく家やビルの建築と同じ考え方なのです。
顎の骨がなく、インプラントを入れられる骨の幅や高さがない場合に、埋め立てをして骨を造り、
そこにインプラント治療を行えるようにする。
そのような技術です。
他の医院さんで断られた難易度の高いインプラント治療が行えている技術の一つです。
その術式の一つが上顎洞底挙上術サイナスリフトであります。
歯がグラグラの状態で
抜かなければならないのを抜かずに放置しておかれた為に、
鼻との境界にある骨が溶けて鼻と口が貫通しそうになっています。
とてもインプラントが固定できる骨は残っていません。
上顎に行う手術で鼻の骨の中の空洞に埋立地を造ります。
レントゲン写真の2本の線の間隔が狭いですよね。
そして、インプラントを埋入しました。
鼻の骨の空洞に造られた骨による埋立地に
インプラントを入れるという手術です。
とても怖いイメージを持たれるかもしれませんけれども、安全に適切に行えば、
非常に有意義な術式であります。
前歯を触る必要性がありません。
鼻の骨といっても、個人差があります。
同じ方でも右と左、鼻の骨、まったく形が違うんですね。
「インプラント」のコラム
3Dプリンターとインプラント(その8)(2014/04/05 15:04)
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