吉本 彰夫
ヨシモト アキオグループ
3Dプリンターとインプラント(その4)
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さあ、前回は3Dプリンターを使ったインプラント最新治療の前半をお話しました。
今回は実際に、この3DプリンターとCTデータを
組み合わせることによって、どんな手術を行っているのかをお話しますね。
これは実際にこれから治療をお受けになられる
患者さんの顎の骨の模型です。
CTデータから3Dプリンターを用いて作製しました。
これは実際にこれから治療をお受けになられる
患者さんのCTデータを用いて3D立体構築画像変換検査を行ったコンピュータ画像です。
この検査の結果、
①骨の中にある神経や血管がどこにどのように走行しているのか?
②どこにインプラントを埋入すれば問題が起こるのか。
③神経・血管を傷つけないようにするにはどのようなサイズのどのような太さの、どのような所にインプラントを埋入すればいいのか?
そのようなことを手術前にインプラントの埋入シミュレーションが出来るのです。
個人差があって患者さん一人一人神経や血管の走行が違うのです。
左右差があって同じ患者さんであっても左右で神経や血管の走行が違うのです。
統計や経験だけで詳細な検査はしなくても大丈夫だろうという考えが想定外の多量出血や顔面神経麻痺(日常的に顔や見た目に変形)という深刻な結果に繋がってしまうのです。
患者さんが一生背負い続けなければならない将来のリスクを考えると決して高い検査費用とは
思いません。むしろ安いと思います。
「インプラント」のコラム
3Dプリンターとインプラント(その8)(2014/04/05 15:04)
3Dプリンターとインプラント(その7)(2014/04/05 15:04)
3Dプリンターとインプラント(その6)(2014/04/05 15:04)
3Dプリンターとインプラント(その5)(2014/04/05 15:04)
3Dプリンターとインプラント(その3)(2014/04/05 15:04)