佐々木 保幸(税理士)- Q&A回答「債券と債券ファンド」 - 専門家プロファイル

佐々木 保幸
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佐々木 保幸

ササキ ヤスユキ
( 京都府 / 税理士 )
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国債と債券投信の違い

マネー 投資相談 2008/01/04 20:06

先日質問に答えて頂いてありがとうございました。
もう一個、別の質問をしたいと思います。

最近、いくつかの銀行や証券会社で相談をしました。まだ何も買ってはいませんが、株が未経験だと言うと個人向け国債とグローバルソブリン(グロソブ)をどこに行っても勧められました。

個人向け国債はまだ分かるのですが、グロソブが良く分かりません。
外国債券に投資する、との事でしたので「じゃあ為替リスクはあるけど元本は保証されるんですね」と聞いたら、外国債券を直接買った場合はそうだが、グロソブは元本保証ではないとのことでした。
じゃあ国債を直接買う場合と投信で買う場合の違いは?と聞くと、銀行でも証券会社でも答えられないようでした。

株に詳しい友人に聞いても債券は得意ではないらしく分からないとのことでした。
当然ながら自分で考えても分かりません。

国債と債券投信の違い(特に投信で元本保証がされない理由)をどなたか説明していただけ無いでしょうか。

ややこしい質問で申し訳ないのですが、返答いただけると助かります。

よろしくお願いいたします。

mnyさん ( 東京都 / 女性 / 28歳 )

債券と債券ファンド

2008/01/06 10:54

京都のファイナンシャルプランナー、税理士の佐々木です。
債券投資のメリットは、保有期間中に利息を受け取り、満期には元本で償還されることでしょう。
(満期前に換金した場合、元本より高い場合も低い場合もあり、注意が必要です。)

債券を個別に購入される際には、以下の条件がそろっていることが必要でしょう。
1.投資期間・金額が確定していて、その期間・金額にちょうどあう債券があること
2.その信用リスク(格付)に納得ができること
3.仕組を理解しやすい債券であること
4.利率にも満足していること
5.分散投資をすること
しかし、信用リスクを低減するためどんなに調べても、絶対に損失が避けられるという保証はありませんし、投資対象国の政治・経済・社会の状況や債券の仕組みを調べ、理解し、選択するのは個人では困難な作業でしょう。十分に分散投資をできるだけの資金が確保できないこともあるでしょう。

このような債券のデメリットを克服して、メリットを生かしながらリスクをコントロールする方法として、複数の債券に分散投資する「債券ファンド」の利用が考えられます。専門家が信用リスクを調査し、判断し、適切な債券を選定して分散投資を行うのが債券ファンドです。
また、投資信託ですので1万円から購入でき、小口からでも債券のメリットを享受することできます。

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