山宮 達也(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「判断材料を確認しましょう」 - 専門家プロファイル

山宮 達也
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山宮 達也

ヤマミヤ タツヤ
( 神奈川県 / ファイナンシャルプランナー )
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保険診断をお願いします

マネー 保険設計・保険見直し 2008/05/24 01:11

夫39歳(手取り40万)妻38歳(専業主婦)
子供7歳と5歳の4人家族。
現在保険の見直しを検討中なのですが、今の加入内容で
必要保障額をカバーできているか診断をお願い致します。

■加入状況

 終身保険(オリックス)300万
 定期保険(アフラック)200万 85歳満期
 収入保障(アフラック)月額10万 60歳まで
 医療&ガン(アフラック)日額1万円
 

 医療(アフラック)日額5千
 年金共済
 
子供
 学資保険(ソニー、かんぽ)総額約1000万
 
保障額が不足しているように感じるのですが

・夫名義の保障をもっと厚くした方がよいでしょうか?
 その場合、どういう種類の保険をどれくらい
 増やすのが適切でしょうか?

・妻の死亡保険としてオリックスのロングターム7
 のような保険に加入するか(保障額300万程度)
 保険には加入せず、今ある妻の貯蓄を何かしらの
 方法で運用していった方がいいのでしょうか?

・妻のねんきん共済は解約した方がいいでしょうか
 (年間12万支払い)

・1ヶ月の支払い保険料が現在30671円(年金共済を含む)
 ですが、手取りに対する割合は適正でしょうか?

住宅ローンもあるので保険よりもローンの
繰り上げ返済を優先すべきかどうかも知りたいです。
また子供達は高校から私立を考えています。
どうぞよろしくお願い致します。
 

ライカさん ( 東京都 / 女性 / 38歳 )

山宮 達也 専門家

山宮 達也
ファイナンシャルプランナー

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判断材料を確認しましょう

2008/05/24 21:14
( 5 .0)

ライカ様 はじめましてFPの山宮と申します。

全体として保障額のバランスは取れているのではと思います。
万が一の時の教育資金が気になっていらっしゃると思いますが、
カバーできる範囲ではないかと思います。

**保障額の見直し時の考慮点
まず住宅を持っていらしゃるので居住に関する費用はメンテナンスに
費用程度を見ればよいですし、万が一の場合は住宅ローンはローン
締結時の団体信用生命保険からの完済なので考慮する必要はありま
せんね。

**万が一があった時の退職金も考慮に
退職金制度の会社であれば今万が一にあった時の退職金も計算して
みましょう。
死亡した時の計算は自己都合退職金とは異なる扱いをする会社が多いと
思います。
退職金が保障額の一部ともいえます。

**遺族年金
遺族年金がどの程度かを考慮した上で今後の必要保障額を判断される
と良いと思います。

**住宅ローンの繰上げ返済
ライフステージやライフイベントを考慮した上で考えると良いと思います。
繰上げ返済は住宅ローンを減らしていく有効な手段ですが、やみくもに
返済して教育資金が必要な時に手元資金が不足し住宅ローンより高い
利率の教育ローンを借りるようでは意味がありません。

住宅ローン控除を受けている期間の戻ってきた税金を別に貯めて、
繰上げ返済可能額にまとまった段階で繰上げ返済をしますと無理
のない返済ができ、早い時期の繰り上げ返済は利息支払額軽減
効果が高くて有効です。

**学資保険について
利差配当のあるのもありますが、今は低金利なのでインフレ対策を
考慮するなら、積立式預金にして一定額がまとまった1年分程度を
投資信託の中でミドルリスク程度のある程度利率の高いものに運用
していくのも一つの考え方だと思います。

なお保険保障額はライフプランニングを受けてトータルで判断されるのが一番と
思います。
またライフステージやライフイベント毎に異なってきますので定期的な見直しも
必要ですね。

評価・お礼

ライカ さん

丁寧なご回答をいただきありがとうございました。
「退職金」という存在をすっかり忘れていたので
そちらも早速あわせて再検討したいと思います。
また住宅ローンの繰り上げ返済についても大変参考になりました。教育資金とのバランスを常に
念頭におくようにしたいと思います。

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