大黒たかのり(税理士)- Q&A回答「変額年金とはこんな商品です。」 - 専門家プロファイル

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オオグロタカノリ
( 東京都 / 税理士 )
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運用方法(投資型年金)に関しての質問

マネー お金と資産の運用 2007/12/25 02:25

こんにちは。

現在会社1年目の新入社員です。

初めての資産運用なので、詳しく知らないのでアドバイスをいただきたいと思い相談をします。

現在余裕資金が約400万円あります。

定期預金100万円

投資信託150万円

変額年金150万円
を計画しています。

投資信託については多少知識があるので平気です。

ですが、
?変額年金の仕組みがあまりわかりません。
?どのような変額年金がよいのかもわかりません。
?変額年金は手数料などが高い気がしていてどうも引けてしまいます。

何かよいアドバイスをいただけないでしょうか?

なかまさん ( 神奈川県 / 男性 / 23歳 )

変額年金とはこんな商品です。

2007/12/25 10:14

なかまさん
こんにちは、FP兼税理士の大黒崇徳です。

変額年金とは、運用実績次第で、解約した時の返戻金や、将来受取る一時金額や年金額が変わっていくため、「保険の顔をもった投資商品」といわれます。
つまり、保険と投資商品を組み合わせたものです。
そして、この投資商品には投資信託が用いられています。

投資信託との違いは

1.死亡保険金が受取れる点。
払込保険料相当額が最低保証されている商品がほとんどなので、運用がよくなくても、死亡時には払い込み保険料を下回りません。

2.運用収益に対する複利効果がすぐれている。
変額年金は途中で分配がなく、分配金にかかるはずの税金がかからないまま運用されるので、「複利効果」があるとされています。
ただし、保険商品であるため、投資信託よりもコストがかなり割高ですので、複利効果を過大視しすぎると危険です。

3.保険であるため、税制優遇がある点。
死亡保険金の相続税非課税枠(500万円×法定相続人の数)が使えたり、年金受け取り開始後に契約者が亡くなった場合は、「年金受給権」の評価が課税対象になって、相続財産の圧縮ができるといったメリットがあります。

4.変額年金は、保険会社が万一破綻した時には、その時点の責任準備金(積立金)の9割までは補償される仕組みになっていますので、破綻時に減額されるリスクがあります。


変額年金と投資信託の主な違いは上記のとおりです。

純粋に運用を考えているのであれば、保有コストや解約手数料が高い変額年金を選択する理由はないと思います。

保障の部分は、もっとリーズナブルな保険で充分カバーできます。


もし、ご不明な点がありましたら遠慮なくご連絡下さい。

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