探偵は、どちらかと言えばマイナーな職業に分類されるでしょう。

そのため、リアルな職業としての探偵の情報は、求人サイトなどでも頻繁には見かけません。

そこで、探偵として働いてみたいと思っている方のために、探偵になるために必要なものについてお教えします。

■探偵になるための資格

探偵はある意味特殊な職業なので、なにか専門の資格が必要なのかと思っている方も多いです。

ですが、探偵になるために取得しなかればならない資格というのは、とくにありません。

また、学歴が重視されるということもなく、「大卒以上」などの制限も基本的にありません。特別な資格や経歴がなくても、探偵になることはできます。

ただし、これだけは絶対に必要と言えるのが、運転免許です。
探偵の業務では、尾行や張り込みなどで車やバイクを使うことがしょっちゅうです。チームで調査するので、必ず毎回自分が運転するとは限りませんが、調査員はほぼ全員運転免許を持っています。
探偵事務所の求人内容に記載がない場合でも、調査員希望なら運転免許は必須と考えておきましょう。

■有利になる技能や知識

探偵になるために特別な資格は必要ありませんが、次の技能や知識を持っていると就職に有利になるでしょう。

• ・高い運転技能
• ・撮影技能
• ・カメラや機材の知識
• ・パソコンの技能や知識
• ・動画編集の技能や知識
• ・国語力
• ・法律の知識
• ・尾行や張り込みの技能

尾行や張り込みの技能に関しては、探偵になる前から習得している方は少ないでしょうが、元警察官や探偵学校を卒業した方などで既に身についている場合は、即戦力として有利になるでしょう。

これらはどれも、持っていると就職に有利になりますが、探偵事務所に就職したあとで、社内の教育によって身につけていくこともできます。

■探偵として求められる素質

上記の技能や知識以外に、探偵として求められる素質もあります。

• ・体力
• ・忍耐力
• ・集中力
• ・コミュニケーション力
• ・秘密を守れること

探偵の仕事は、思った以上に肉体的にハードな仕事でもあるので、体力に自信のない方にはおすすめできません。

そして、調査はチームで行うものなので、最低限のコミュニケーション能力も必要です。

また、探偵として絶対にしてはいけない事が、依頼内容や業務で知った情報を外部に漏らすことです。秘密を守れない場合は、どんなに技能や知識があっても、探偵にはなれません。

探偵を目指している方は、今回お話した内容を参考に、必要な技能や知識について勉強してみると良いかと思います。