田中 紳詞(経営コンサルタント/ITコンサルタント)- コラム「Baidu IME(バイドゥ)の報道について その2」 - 専門家プロファイル

田中 紳詞
業務システムからモバイルまで、IT業界の無差別格闘家

田中 紳詞

タナカ シンジ
( 東京都 / 経営コンサルタント/ITコンサルタント )
株式会社Exciter 代表取締役/主席コンサルタント
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Baidu IME(バイドゥ)の報道について その2

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IT全般 2013-12-31 00:33

さて、前回に続いてBaidu IMEがテーマです。
(ところで、前回は触れませんでしたが、AndroidアプリのSimejiも同様です)

このBaidu IME、外務省やら有名大学やらがインストールしていたとのことですが、ナチュラルに
外部へ送信されることも承知の上で導入していたのだろうと思っていましたが、どうも違うようです。

中央省庁やら日本の頭脳を生み出す教育機関やら、こういった醜聞とは無縁でいて欲しいものでしたが、残念極まりない報道です。

というのも、個人利用と業務利用
(プライベートユースでない)で、リテラシーや知識レベルがどっこいどっこいであってはならないためです。

今回は、その業務利用ケースにおいて、なぜこの問題が起きてしまったかについて私の所見を述べたいと思います。

インストールを許してしまった、設定上の問題

まず、プライベートユースと違い、企業や学校などでの管理においては、利用者が操作できる範囲や変更できる設定などに制限を設けるのが一般的です。

例えば、ネットワーク情報は変更できない、勝手に管理ソフトウエアを削除することはできない、機密情報にはアクセスできない等があります。

その一つに、勝手にアプリケーションをインストールすることができないという、ごくごく一般的な制御があるのですが、これが正常に動作していたのなら、Baidu IMEはインストールされることはなかったでしょう。

こういった当たり前の管理をしていなかったことが、今回のトラブルの一因ではないかと考えます。

ただ、ちゃんと設定していてもインストールできてしまったりもするわけで、これが次の運用上の問題につながります。


インストールを許してしまった、運用上の問題

基本があれば例外があるもので、ベースは一切のソフトウエアをユーザ側でインストール禁止にしておくことが常なのですが、それでも使い慣れたテキストエディタなど「あったら便利なツールを使わせてほしい」というリクエストは、利用者側からよくあるものです。

そういった場合、管理者は個別に許可をして導入するわけなのですが、何をインストールするのか、或いは手順に誤りが無いのかをあまりチェックしない管理者や、特定の人には顔パス状態で許してしまう管理者は存在します。

今回のインストール騒動は、そういった「管理者が行うべき善良の管理」がなされていなかったことも原因のひとつなのではないかと考えます。


そもそも

これは、色々な人に怒られてしまうかもしれませんが、はっきり申し上げます。

中国製の日本語入力アプリなんて、そんな怪しさMAXなものを使おうとすること自体が間違っているのです。
しかも仕事で使うPCにインストールするなんて、言語道断です。


でも勝手にインストールされちゃったから・・・という方、すぐさま削除すればよいのです。方法は、目の前のPC経由でGoogle先生に聞けば教えてもらえます。

インストールされたことに気付かなかったから・・・という方、タスクバーのあたりに見慣れないアイコンがあっても気づかない、というのは、ちょっと変化に対して鈍感過ぎます。

「全体的に、利用者側に厳しすぎる」と思われるかもしれません。
もちろん、こんな機能を仕込んだ開発元が一番の悪です。

しかしながら、前回もお伝えしたように、ネットの世界は善意に溢れているわけではありません。

自転車泥棒でいえば、盗む人が悪いことは明白なのですが、鍵をかけないことは不注意極まりない自衛の放棄なのです。

利用者側が主体的に行わなければならない注意は、現実世界と同様に、多く存在します。

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