橘 和子(ドッグケアアドバイザー)- Q&A回答「ハーネスとは」 - 専門家プロファイル

橘 和子
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橘 和子

タチバナ カズコ
( 北海道 / ドッグケアアドバイザー )
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ハーネスを付けると嫌がる

2014/11/26 22:52

こんにちは。雄の一歳半になる柴犬を飼っています。

小さいときから引っ張り癖があり、しつけ教室で引っ張り癖をチョークチェーンで直しましたが、知らない土地やパニックになる時などは引っ張り癖が出てしまいます。

今度ハイキングなど山道を一緒に歩きたいのですが、チョークチェーンですと人一人しか歩けない細い道だと犬を先に行かせるしかなく引っ張り癖がでて首に負担がかかります。

その為山歩きの時だけハーネスにしたいと考えていますが、手入れもバンダナもしたくない犬の為、ハーネスなんて身につけるものを付けようものなら歯をむき出しに嫌がります。

ハーネスを嫌がらず且つ楽に付けるコツがあったら教えて貰えますか?

オヤツで釣るのも考えていますが、ハーネスを見せると察して逃げ出します。
オヤツで釣ってつけるにもコツがあったら教えて下さい。

ちなみにチョークチェーンで普段の散歩では比較的横について歩く事はできていて問題は少ないです。

山岳ガールさん ( 群馬県 / 女性 / 39歳 )

橘 和子 専門家

橘 和子
しつけインストラクター

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ハーネスとは

2014/11/27 19:37
( 4 .0)

柴ちゃんにはなぜかハーネスがよく似合いますよね。

しかし、まずはハーネスの意味を考えてみましょう。
「引っ張るから」とハーネスに変更する、とはよく聞く話です。
しかし、ハーネスそのもの自体は「引っ張るために」作られた道具です。重い荷物やそりを引っ張っても体全部の体重をうまく使いこなしながらも負担がかかりにくいように作られたものです。
首輪などで気管に当たらないため「引っ張ったら苦しくなる」ということを学習しません。ですから、より引っ張る結果になってしまいます。せっかくチョークチェーンまで使ってついて歩く練習をしているのですから、なんだかもったいない気がしますが・・・。
それをよく理解した上で、ハーネスを付けるか付けないかを検討してみてください。

それでもなおハーネスを付けたい、ということであれば・・・。
付ける際に、テーブルの上などに乗せてみてください。ハーネスのことよりも、地面から高い場所にいる、ということに気をそらすことができますので、地面(フロアー)で着脱させようとするよりも簡単にできるはずです。
もしあなたがおっしゃるように、装着させる前の捕獲(笑)に苦労をするのであれば、いつも通りチョークチェーンにリードを付けて、それからテーブルの上に乗せてみると良いでしょう。
ハーネスを付けることができたら、あとはそれをお散歩の都度繰り返すだけ。最初の数回は「良い印象」を与えるためにおやつをあげても(おやつをあげるタイミングはハーネスを付けた「後」です)いいかもしれませんが、それでいろいろな場所に連れて行ってもらったり楽しいお散歩ができたら、勝手に慣れていってくれるはず。ハーネスを付けるという「イベント」がその子にとって大ごとではなくなってきますよ。

また、もしハーネスじゃなくても山道のハイキングはできますよ!もし目の前を歩かせると首に負担がかかりそうだと思うのであれば、自分の後ろを歩かせればいいだけ。確かに山道の幅はかなり狭いですからね。でもそれを逆手に取って、そういう場所では犬には後ろを歩いてもらうことを徹底すると、これからがとても楽になるはず。

はたまた、いっそのこと、首輪にしちゃってもいいかもしれません。チョークチェーンとはもともと「短期的に」トレーニングする道具。ましてその子はある程度落ち着いて横を歩くことができているのなら、チョークチェーン卒業でもいいのかも。「格好いいから」などという理由があれば別ですが、実はチョークチェーンとは一生涯使うものでは決してありません。首輪に変更というも一つの案として頭に入れておいてもいいかもしれませんね。

柴ちゃんとハイキング。ぜひ楽しんでくださいね!

評価・お礼

山岳ガール さん

2014/11/27 21:52

御回答ありがとうございます!

確かにチョークチェーンで引っ張り癖を強制しているのにハーネスをつけるのはもったいないとは思います。

山道での後ろを歩く練習がなかなか難しく、自分の犬は慣れていない道はパニックになると引っ張り癖が出てしまい、当然山道も引っ張ります。ハーネスなら後ろで歩く強制より楽だろうと思い考えてみました。

とりあえず山道は後ろに歩かせる練習(首輪にして)とアドバイス通りのハーネスの装着、両方試してやってみます。

橘 和子

2014/11/29 00:52

確かに山道では、そんな練習をしていたら危険な場所だってあるでしょうしね・・・。

もし細い山道があったら、チャンスです!どんどんと活用しましょう。
一旦犬を自分の後ろに位置させたら、そこからはあなたを追い越すことが物理的に難しい状況になるはず。鼻先だけでもあなたの足より先に出ようものなら、足で阻んでいけないように阻んでください。それを繰り返していると、細い山道にさしかかるや否や、あなたに先を譲ってくれるようになることでしょう。

また、余談ですが・・・
知らない場所ではパニックになる、という行動がちょっと気になるところです。
時には危険ではない場所で(そして知らない場所で)ロングリードを使うなりして、おもい存分パニックにさせてあげてみてください。実はパニックになっているときにリードなどで押さえつけるよりも、自分が満足いくまでパニックにさせてやると、案外あっさりと落ち着いたりしてくれるものです。

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