大沼 徹(建築家)- Q&A回答「お好み色+モノトーンのインテリアについて。」 - 専門家プロファイル

大沼 徹
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり

大沼 徹

オオヌマ トオル
( 東京都 / 建築家 )
大沼建築・環境計画事務所 主宰
Q&A回答への評価:
4.7/37件
サービス:0件
Q&A:79件
コラム:0件
写真:13件
お気軽にお問い合わせください
044-987-9723
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

家具の合わせ方について。

住宅・不動産 インテリアコーディネート 2015/08/23 18:20

現在結婚を期に3階戸建てを建築中です。
2階が長方形の20畳LDKになるんですが、それぞれ選んだ色合いがマッチするのか、自分のセンスに自信が無く迷っています。

ナチュラルモダン、シンプルモダンな雰囲気が希望です。床はナチュラル色の予定でしたが、黒色の犬猫を飼っている事もあり毛が目立たないリクシルのクリエモカにしました。クリエモカにした事で購入を検討していた家具が合うのかが不安になり、また実家で使っている大理石のテーブルを親から譲ると言われそれも合うのかが分からなくなっています。

決まっているもの
*床・建具・扉全て:クリエモカ(リクシル)
*壁・天井:
*カウンターキッチン:ホワイト(背面収納も全てホワイト)
*リビングテーブル・・・木(ダークブラウン)の土台にクリーム色の大理石が乗っている幅120cm(テカテカはしていない)

購入検討中
*ソファー・・グレー(薄い色か濃い色が悩み中)IKEAのシーヴィクライン
*テレビ台・・テカテカ素材のホワイト(TVの上にも同じラインの吊り戸棚設置予定)IKEAのベストーライン

ラグは敷く予定なしです。
リビングだけを考えた時、ソファー、TV台、大理石テーブルが合わないのではないかと不安です。ソファーの色やTV台を木目にしたほうが良いなどアドバイスお願いします。

キッチンとリビングの間にくるダイニングテーブルは木目しか考えてないのですが、クリエモカに合わせると暗くなり過ぎる気がするのでイスだけでもイームズチェアなどのホワイトにした方が良いのかも悩んでいます。

元々はナチュラル色の床にグレーと白で統一したいと考えていました。
スッキリシンプルな部屋にしたいです。

補足

2015/08/23 18:22

壁と天井の壁紙は白色です。

わん2さん ( 大阪府 / 女性 / 30歳 )

お好み色+モノトーンのインテリアについて。

2015/08/23 23:51
( 4 .0)

はじめまして。東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
 もともとカラーとしてナチュラル色系をお好みなところ、やや濃いめの茶色をベースにされたことからのお悩みと存じますが、文面の限り、やや濃茶系でなければホワイトからグレーのモノトーン系となっており、マッチングとして大きな問題はないように感じます。これでライトブラウンや他の特色が混ざってくると悩ましいところですが…。わん2さまの「ナチュラル色の床にグレーと白で統一し、スッキリシンプルな部屋」という元々の思いは、ナチュラル色がやや濃茶系に変わっただけでバランス感覚として維持されており、以後も自信を持って色選びをなさっていただければ良く、木目やテカテカなどテクスチュアの違いや、明るさ狙いでホワイト系家具を増やすことは、この基調さえ保たれれば自由にお考えいただいてかまわないように思えます。
 以上、多少なりともご参考になれば幸いです。
 

評価・お礼

わん2 さん

2015/08/24 22:48

早速の回答ありがとうございます。

希望の色合いが問題ないとプロの方から言って頂けとても安心致しました。

あとはテカテカ素材、大理石、プラスチックがバラバラに混在する事が気がかりではありますが、色は気にせず進められそうです。

またご相談させて頂くこともあるかと思いますので、その際はよろしくお願い致します。

大沼 徹

2015/08/24 23:50

評価と返信をありがとうございます。
 今後長く暮らしていくと、望む望まぬに関わらずさまざまなものがインテリアに関わってきて、そのひとつひとつを細かくコントロールしようとしても、いつか限界が来てしまうことでしょう。その中でインテリアとしてデザイン的まとまりを維持していく枠組みとして、わん2さまの「やや濃茶系+モノトーン」は程好いルールではと感じています。
 確かにプロなら、例えばホワイト一色だけで、テクスチュアの違いのみで繊細&鋭利にデザインすることも可能です。しかしその後、長期に渡ってデザインが崩れぬよう家具備品のひとつひとつまで口出ししてコントロールすることは事実上不可能。むしろ設計した空間を活かす包容力のあるルールをお伝えし、住まわれるご家族皆さまの共感を得て、そのルールを大事にしていただくことが肝要と考えます。そもそも新居はご家族の皆さまが”くつろげる”場となることが第一です。程好い縛りの中でインテリアを自由に気楽にお考えになったほうが、今後何かと上手く行くのではないでしょうか? 
 ご相談やご質問などございましたらご遠慮なくお問い合わせください。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスQ&A写真