イギリスで仕事をする意味
人生・ライフスタイル 海外留学・外国文化 2011/12/18 12:46こんにちわ。
もうすぐ34歳になる女性です。
私は渡英8年目になります。
私の夢は舞台衣装のDesigner/makerになる事で、こちらの大学を卒業後ここ2年でやっと私個人のお仕事として、舞台の衣装を手がける機会にも恵まれました。
ですが去年の7月に祖母が亡くなり、今年の3月には東北が震災に見舞われ、自分の中に「日本に帰って皆の側にいたい」という気持が徐々に沸き上がってきました。
その中、Free lance workerとして働いていた会社に就職する話が持ち上がってきました。(今現在はPost study Visa)
ですが土壇場になって会社の不手際でビザが申請出来ず、ビザが下りるまでの6ヶ月弱を日本に帰る事になりました。
その「不手際」は私には考えられない物で(やるやるといって後回しになれたあげく、会社自体がSponsor Licenseを持っていなかった)、しかも就職後は半分制作、半分事務をやってほしいと言われました。
コレは私の本来目標としていた就労内容ではなく、かつ「ビザが出る土台はこちらが提供するのだし、弁護士費用の負担と多国籍民を雇う為の最低賃金(年間25000ポンド)は書類上では払うから、毎月現金でいくらか返してくれ」と言われました。
その会社は事務関係の人間以外は全てFree lance workerで構成されており、お給料も出る時に出るという状態です。
余裕のある会社ではないのは分かりますが、そんな事までして・・・と正直呆れると同時にガッカリしてしまいました。
2011年12月19日をもって、一時イギリスを離れますが、弁護士を含めての就労ビザ申請の話し合いはしてあります。
ですが、ビザが出てイギリスに居れたとしても自分の望む事が出来ない職場、口先三寸で直ぐに行動に移さない会社、「ビザを出す」という事を振りかざしてお給料を値切ろうとする会社の社長に嫌気がさしてきました。
でも私を信頼してお仕事を頼んで来てくださる方や、夢を完全にか叶えていないという思い、ここで帰ったら今まで積み上げて来た物が・・という思い、34歳の今帰ってもやりたい仕事ができるかという様々な不安があり、完全に日本に帰るかを決めかねています。
何かアドバイスを頂けたら幸いです。
補足
2011/12/18 12:46今現在仕事としては規模は小さいのですが、海外から数件お仕事を受けています。
日本にいる6ヶ月間にそれらのお仕事をしながらゆっくり考えようと思っているのですが、正直どうすればいいのかわかってはいません。
でももう弁護士さんは私のビザの為に来年度から動き出す、と連絡を受けています。
イギリスでの舞台衣装のお仕事は続けて行きたい、でもギリスでなくても・・と悩んでいます。
そもそも不信感でいっぱいです。
yanako-sanさん ( 千葉県 / 女性 / 33歳 )
よろしければご覧下さい
- ( 5 .0)
yanako-san さん、こんにちは。
質問を読んでみて感じたことや音楽家(打楽器奏者)として日頃から思っていることをいくつか話してみたいと思います。
よろしければ参考にご覧下さい。
・悩み事を「紙に書いて」整理と明確化する
悩みが多すぎて何を悩んでいるのかわからなくなることがあるので目に見える形にしています。
「何を悩んでいるのか」「いくつ悩んでいるか」「いつから悩んでいるか」など、明文化したりフローチャートにすることで一つ一つが明確になってきます。
雑でいいので自分の手で書くのがおすすめです。
・人生の優先順位は変わる
例えばもうすぐ年の瀬ですが大掃除をする時に「何からするか」と順番をつけておこないますよね。
一人の人間がキッチンの片づけをしながら同時にリビングの窓拭きをするのは非効率なのであまりしませんよね。
このように、人生で「大切にしたいこと」や「やりたいこと」に順番をつけてみる。
その順番は以前のものと変わることは当然のことだと思います。
人生には様々な変化があるからです。
人生の変化とは、年齢・家族の状態・住んでいる地域や国の状態・仕事での人間構成・経済状況・自分の健康状態、などいくつもあります。
「私は同じオフィスで働いているが同僚が転勤(異動)した」「家族が増えたり減ったりした」のように自分は変わらなくても周囲が変わることで自分の人生の変化になることもあります。
人生の優先順位が変わることは自然なことですし、時には初心すら変わってもいいのではないかと私は思います。
・心の声に耳を澄ます
深呼吸して心を穏やかにさせた状態で「自分が今、何をしたいのか」を聴き、浮かんでくることを掬いとってみる。
心の声の出所は「body」であって「brain」や「heart」じゃなくて。
考えないのが大切。
終わりに照明デザイナーの石井幹子(いしい もとこ)さんに関する本やウェブを見てみてはどうでしょうか。
大活躍中の石井さんですが、海外で働いたり、大変ご苦労されて現在ライトアップの第一人者となられた方です。
yanako-san さんに実り多き人生、そしてよき人生が訪れることを祈っています。
評価・お礼
yanako-san さん
2012/01/07 04:00
こんにちわ。
私の相談への回答、ありがとうございます。
教えて頂いた照明デザイナーの石井幹子について、色々と調べてみました。
海外で経験を積んだ後日本で事務所を設立、その後も色々な困難に向かいながらお仕事を続けてこられた方と知り、比べる対象としては若輩ながら私個人の状況と照らし合わせ、こんな事で立ち止まる私が恥ずかしくもあり、勇気をもらえた気がしました。
私は何がしたいのか、何が欲しいのか、どうなりたいのか、もう一度考えて行きたいと思います。
未来への可能性とは自分次第なのだ、と思い出すきっかけを頂きました。
ありがとうございました。
成澤 利幸
2012/01/09 05:44
返答、ありがとうございました。
私も30代なので yanako-san さんの文を読んでいて自分にもあてはまる部分が多くありました。
私自身も日々悩みながらということのほうが多いです。
石井幹子さんは照明デザイナー、yanako-san さんは舞台衣装、芸術分野ということで共通しているのではないかと思い紹介しました。華やかなステージでの時間なんてごくわずか。それまでの準備にかける時間はその何百倍。成果と報酬について、仕事をとってきたり(時には誰かにとられたり)等々、いろいろありますよね。何かのヒントになったとすれば嬉しく思います。
お互い、がんばりましょうね。