Tweet
グループ
改修：お寺の鐘楼
-
2021-04-19 10:38
お寺の鐘楼の改修の為、実測を行っています。
鐘楼が乗っかる台となる部分、袴のように拡がった形状の壁を「袴壁」と呼びます。
この袴壁を主に改修して行きます。
壁が円弧を描いているので、当然壁を支える下地もアール状に加工してあります。
貼込んである板は板厚が厚いと曲がらないのですが、
耐久性や割れを考えると出来るだけ材厚を取りたいところです。
今回の改修では、極力材料は再利用しながら新しくする予定です。
現状のアールがキツ過ぎて、曲がる板や隅木などを揃えることが難しく、
少し緩い円弧の壁に作り直す事にしようと、大工さんや材料屋さんと話しております。
現状は、キツさ故、板が円弧に沿ってない箇所や
曲がらなかったので途中で継ぎ足している部分や、割れている板もあります。
円弧を少し緩くする事で、板や下地の負荷を減らして耐久性も上げる予定です。
