吉野 真人(医師)- Q&A回答「神経症や初期うつ病の可能性?食生活等の点検・改善を」 - 専門家プロファイル

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神経過敏で内気な性格を直すには

心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2009/09/16 00:36

些細なことでハラハラドキドキ、動揺してパニックになります。
また職場異動などで新しいことを行うと強い不安感に囚われ仕事ができなくなります。そして、精神的に疲弊しうつ状態になります。そうなると声もでなくなります。

内気で対人緊張も強く職場での人間関係がうまくいきません。
なにかを言われてもすぐに言葉にできず、言葉にだしても支離滅裂になってしまいます。

31歳になるのに、学生のような質問ですが精神的に強くなるためにはどうしたらよいのでしょうか。
自分に自信を持ちたいです。

かげやんさん ( 千葉県 / 男性 / 31歳 )

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医師(精神科)

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神経症や初期うつ病の可能性?食生活等の点検・改善を

2009/10/04 17:47

些細なことで動揺してパニック状態に陥り、強い不安感や緊張を感じて疲弊してしまう、という状況から推測すると、不安神経症や初期のうつ病に罹患している可能性があります。

そのような心身の状態では、人間関係がうまくいかず言葉が支離滅裂になるのも無理からぬことです。従って精神的に強くなり自信を持つためには、先ずそういった病状を改善させることが最優先となります。

このような状態になっている原因についてですが、何か思い当たることはありますでしょうか。一般的にはストレスや慢性の疲労、精神的トラウマ、環境の急激な変化、食生活や栄養バランスの乱れ、低体温などが挙げられます。

食生活を例に挙げると、20〜30代の男性に多い食生活の傾向として、清涼飲料水や缶コーヒー、コンビニ弁当やスナック菓子などの摂取が多く、対照的に野菜や果物、豆類などの摂取が少ないこと等が挙げられます。

その結果として反応性の低血糖、ビタミン、ミネラル不足、アミノ酸や脂肪酸の偏りが生じ、神経伝達物質の不足から神経細胞の機能不全に陥り、不安感やイライラ、緊張や精神的疲弊などの症状を招きます。

それと並んで低体温があるかも知れません。やはり若い男性の傾向として、お風呂に入らずシャワーだけというのがあります。シャワーだけでは体は温まらず却って冷えてしまいます。その結果、神経機能が不充分となり、様々な症状に繋がります。

具体的な対策としては、甘いものや砂糖、加工食品などの摂取は控え、反対に充分量の野菜や果物、豆類、適量の魚や肉を摂取します。また38℃前後の温めの湯に半身浴でゆったりと浸かります。また適度の運動を定期的にすることも有効です。

このQ&Aやコラムに何回となく記載していますので、参考になさってください。このような取り組みによって心身の状態が充分に改善した上で、仕事や対人関係などでの自己コントロールを工夫する、という流れになるかと思います。

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