うつ状態ってどんな状態?
心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2009/08/01 11:14よくサイトをみさせていただいています。
いろんな相談があり、とても参考になるので私にも質問させてください。
うつ状態かもしれないから病院にいったほうがいいかどうかという判断はどのようにしたらいいのでしょうか?
私は自分がいなくなればいいと常に思っています。不必要な人間だと思うし、死にたい、明日なんかいらないと毎日思っています。精神的にも波が大きく、つまらないことでもひどくイライラします。体調もだるかったり頭痛がしたり、太ることに異常に恐怖感を覚えたりします。月経に異常があり、血液検査の結果、視床下部から何か(ホルモン?)が出ていないようです。月経の異常にはストレスが原因するとも聞きます。
しかし、身体に影響を及ぼすほどのストレスがある生活だとは思っていません。もちろん嫌なこともたくさんありますし、理想的な日常だとは思っていません。未来に希望も抱いていません。ですが、自殺したり精神的に病むほどではなく、そこまで思いつめているとすれば単なる甘えのように思えるのです。世の中にはもっとつらい状態でも懸命に生きている人がたくさんいるとも理解しています。病院に行くほど精神状態が悪いとは思えないのです。
しかし、自分の自殺願望や精神的な不安定が正常じゃないとも感じます。このような場合はどうしたらいいのでしょうか。
そぽさん ( 栃木県 / 女性 / 32歳 )
治療が必要なレベル!!栄養バランス改善と体温維持を
ご自分のことを不必要な人間で死にたいなどとお感じになり、またひどくイライラを感じ、だるさや月経異常などの体調不良をお持ちのご様子です。そして病院を受診するほどではないものの、ご自分の状態が正常ではないと感じておられます。
上記の状況は明らかに医療の対象となる要素を備えています。すなわち自殺願望やイライラ感、倦怠感や月経異常といった症状は、うつ状態や自律神経失調、女性ホルモンの異常などの徴候と考えられ、何らかの対策が必要となるレベルです。
血液検査では、視床下部からのホルモンの分泌を調べることが可能で、卵胞ホルモンや黄体形成ホルモンなど女性ホルモンの異常も検出可能です。お話からすると卵胞ホルモンの分泌異常があり、それが原因となって月経異常を招いていると予測されます。
もう一つ気になるのが「太ることに異常に恐怖感」がある、という点です。月経異常とも関連して、食生活や栄養バランスに乱れがないかどうか懸念されます。差し支えなければ、現在の体重と身長、ここ数年の体重の変化、日常的な食生活に関して教えてください。
女性ホルモンの分泌異常や月経異常の背景として、急速な体重減少や栄養の偏り、特にビタミンやミネラル、アミノ酸の欠乏などが重要視されています。無理なダイエットをしたり、過食・拒食症に陥ってしまった女性に目立ちます。
それと並んで注目されているのが「低体温」です。人間の体温は36.5℃で一定していますが、近年は低体温の方が増えており、月経異常やうつ病、胃腸障害、アレルギー疾患などに結びつきます。家庭・職場環境の変化や栄養バランスの偏り、運動不足、ストレスなどが原因です。
低体温の克服や栄養バランスの是正に関しては、このQ&Aやコラムでしばしば説明しておりますので、参考になさって下さい。基本はお風呂に毎日しっかり入ること、野菜や果物をしっかり食べ、甘いお菓子や清涼飲料水などは控えることなどです。