吉野 真人(医師)- Q&A回答「栄養バランスの改善と低体温の克服などがポイントか」 - 専門家プロファイル

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疲れすぎて辛いです

心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2009/06/13 21:40

30代半ばの女性です。
子供が二人、小学校低学年と幼稚園生がいます。
今年に入ってからすぐ疲れるようになり、以前は学校の放課後も一緒に公園を走り回ったり、よそのお子さんを預かって一緒に遊ぶ元気があったのに、今は日常生活すら厳しいです。
まったく笑っていないらしく、子供が私の顔色を伺っています。

自覚症状としてはめまい、頭痛、腰痛、顔の筋肉痛(特にあご、頬のあたり)
気持ち的には無気力、イライラです。
映画を見ても、友達とあっても感動や楽しさを感じず、とにかく一人にしてという気分です。

日常生活に支障が出てきたのでお医者さんにかかろうかと思うのですが、こういった場合何科にかかるのでしょうか?

補足

2009/06/13 21:40

お手数だと思いますが、誰にどう相談したらいいかわからず途方にくれてます。
どうかアドバイスお願いいたします。

まあきさん ( 茨城県 / 女性 / 36歳 )

吉野 真人 専門家

吉野 真人
医師(精神科)

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栄養バランスの改善と低体温の克服などがポイントか

2009/06/17 16:32

お子さんと遊ぶ体力もないほど疲れてしまい、無気力やイライラなどの症状に悩まされている状況ですが、うつ病の初期か心身症の可能性があると思われます。何に対しても楽しさを感じず笑顔が出ないのは、身体と精神の疲弊を示唆しています。

通常の病院では安定剤や抗うつ剤、鎮痛剤の投与などが行われますが、一時的には改善しても、結局は根本的な改善にならない場合が目立ちます。また休養が大切だとされますが、お子さん2人を抱えていると、おいそれとは休めないのが現実です。

うつ病や心身症の方によく見られる傾向が、栄養バランスの乱れです。ビタミンB群、特にナイアシンの不足や、アミノ酸の不足に伴うセロトニンの作用不足により、神経伝達や細胞内代謝が阻害され、うつ病や心身症、パニック障害などが発症しやすくなります。

栄養バランスを乱す食生活としては、砂糖や油脂分の摂り過ぎ、野菜・果物の不足、タンパク摂取の不足などが挙げられます。清涼飲料水など体を冷やす飲食物も原因となり得ます。それから食事時間が不規則だったり、咀嚼が不充分で消化不良気味だと悪化要因となります。

従って充分な野菜や果物、豆類、それに適度の肉や魚などを継続して摂取することが必要です。ご飯は可能ならば玄米がベストです。ビタミン、ミネラルが豊富なほかGABAという物質が豊富で、これは神経を安定させ、集中力を増すと言われています。

さらに低体温も神経機能を低下させる要因です。うつ病の人は大半が35度台の低体温と言われています。例えばシャワーだけ浴びてお風呂に入らないと低体温の原因となります。睡眠不足や運動不足、過度のストレスや劣悪な家庭環境も低体温につながります。

八重洲よしのクリニックでは、栄養バランスの是正や低体温の克服、ライフスタイル一般の改善、さらには家庭環境の改善に向けた取り組みをしておりますので、もしよろしければお問い合わせくださいませ。

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