めまいについて。
心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2009/06/01 22:15昨年の7月末、パニック障害と診断されました。
安定剤のみを3週間程服用したら、かなり落ち着いてきたので、
減薬を始めたら、突然めまいが出ました。
フワフワと上下に揺れるようなものです。
再診時にめまい発生を伝え、減薬のせいかも?とのことで、
安定剤の服用をまた元の量に戻したのですが、
その後もフワフワ感は全くとれませんでした。
初期の頃は、漠然とした不安感やソワソワ感を1番に取り除きたかったので、
処方されたソラナックス0.4mgを1日計3錠ほど服用していました。
落ち着いてからは1日計1〜1.5錠ほどの服用で大丈夫になり、
服用を始めて半年経った頃には、頓服薬程度で、
ここ2ヵ月は一切服用しなくても大丈夫になってきました。
服用期間中もフワフワ感はありましたが、
安定剤が効いていたせいか、それほど気にはしていませんでした。
しかし、現在でも揺れは続いています。
常に揺れているわけではないのですが、立っている時に強く揺れを感じます。
初期の不安感やソワソワ感は漠然としていましたが、
今では揺れのせいで不安感やソワソワ感が起こっているような気がします。
せっかく薬を飲まなくても大丈夫になってきたので、
今のところは薬の服用はせず、我慢しています。
何が原因でめまいが発生しているのか分からないので、
病院へ行くにも、どこの診療科を受診すればいいのか分からなくて躊躇しています。
立っていられないほどではないですし、
日常生活にそれほど支障はないと感じていますが、
揺れているのはやはり気持ちが悪く、
このままずっと続いていくのかと思うと、憂鬱になってしまいます。
このめまい以外には特に気になるところはありません。
上手く説明できなくて申し訳ありません。
よろしくお願いします。
マルカさん
耳鼻科と循環器科で精査→心理的アプローチの手順で
めまいの代表的な原因として有名なものにメニエール病があります。これは突然の回転性のめまいを主徴とし、しばしば嘔気・嘔吐、難聴、耳鳴などを伴うものです。内耳の三半規管のリンパ水腫が本態とされ、30〜40台に多発しますが原因は不明です。
メニエール病と似た疾患には椎骨脳底動脈循環不全症があります。これは脳幹の平衡感覚を司る中枢が一時的に血流不足になるもので、メニエール病に似た回転性めまいが出現しますが、多くは聴力障害などを伴わず自然回復します。
非回転性めまいとしては不整脈や低血圧に伴うめまいがあります。これは心拍に伴う脳への血液の供給が一時的に減少し、フワフワした感じのめまいやフラツキ感を感じるもので、起立時に起こりやすい傾向があります。多くは脈の乱れや血圧の低さなどで判別可能です。
回転性めまいが続く場合には耳鼻咽喉科への受診が勧められます。平衡感覚を司る神経は聴覚刺激を伝える神経と隣り合って走行しているため、聴覚との関連性が強いためです。実際にメニエール病などではめまいに難聴などの聴覚異常をしばしば伴います。
これに対してフワフワした感じのめまいの場合には、循環器科をもつ内科への受診が必要です。不整脈の検出には24時間心電図などの検査が有用で、めまいを感じた時間帯に、どのような不整脈が出現したかを時系列で検出することが可能です。
これらの精査を受けてもなお、めまいの原因がはっきりしない場合には、心理的な原因に付随するめまいや、薬物の影響によるめまいが考えられます。そうだとすると内服薬の変更・減量や、心理的なアプローチなどが必要になってきます。
うつ状態やパニック障害など心理的トラブルに共通する身体的特徴として、低体温、栄養バランスの問題、運動不足、睡眠障害などが注目されており、その方面からのアプローチも可能です。心理的トラブルが解消されれば、めまいも自然と改善すると予想されます。