吉野 真人(医師)- Q&A回答「栄養バランスの乱れ&低体温の有無がポイントか?」 - 専門家プロファイル

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頭痛とめまい、緊張、不安、体の不調。

心と体・医療健康 心と体の不調 2013/03/17 11:01

約10年間、頭痛とめまい、人の前に出ると、緊張してしまい、体の不調が現れます。

病院で何度も、検査を受けました。(MRI.CT)等、全く異常ありませんでした。

その後、緊張型頭痛と診断されて、心療内科に行き、抗うつ薬を処方されて、5年くらい飲んでいました。

それでも、全く良くならないので、毎日、毎日頭痛とめまいに悩まされて辛いです。

基本的に、寝てる以外は、ほぼ毎日頭痛とめまいがします。

人と話をしなくても、何故か、極度の緊張をしてしまい、体が不調になります。

頭がボーッとしたり、物事が頭に入らなくなることも多々あります。

正直、毎日辛いです。

回答宜しくお願いします。

にんじゃりさん ( 茨城県 / 男性 / 30歳 )

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医師(精神科)

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栄養バランスの乱れ&低体温の有無がポイントか?

2013/03/29 18:24
( 5 .0)

緊張型頭痛とめまい、頭がボーっとする、物事が頭に入らなくなる、不安な気分、全般的な体調不良など様々な症状に悩まされており、なおかつ抗うつ剤などの投与も受けられている模様で、お見舞い申し上げます。

これら一連の症状の原因としてはいくつか考えられますが、まずチェックすべきは「栄養バランス」です。
私の他のQ&A回答やコラムでも頻回に詳述していますが、鉄や亜鉛、ビタミンB群、アミノ酸などの主要な栄養素が不足すると、頭痛や疲労感、うつ症状、集中力の低下などの諸症状が現れやすくなります。
具体的には鉄不足は疲労感や頭痛、貧血症状、亜鉛不足は肌荒れ、味覚障害、風邪をひきやすい、ビタミンB群不足は疲労感、うつ症状、集中力の低下などを引き起こします。

日常の食生活に即していうと、野菜や果物、キノコ類、豆類、海藻類を充分に摂っているか、肉や魚などタンパク源を適度に摂っているか、甘いものや炭水化物を摂り過ぎていないかどうかがポイントとなります。
また加工食品やインスタント食品、ファストフードなどの頻回の摂取はやはり体調不良の原因となります。

次に「体温」が重要です。人間の本来の体温は36.5℃かそれ以上ですが、最近は35℃台という低体温の方が目立ちます。
低体温になると血流や代謝が低下し、冷えや肩凝り、頭痛、腰痛などの原因となるばかりか、慢性の疲労、不眠、不安症状、うつ症状、イライラ感、集中力の低下などをもたらします。
また免疫力が低下するため風邪にかかりやすくなり、ガンの発症率まで上がってしまうのです。

体温を上げるための取り組みとしては、一つには「お風呂」の活用があります。
体を芯から温めるには「温めの半身浴」がお勧めです。39℃前後の湯を肩が少し出るくらいの浅めに湯船に張り、20~30分くらいゆったりと浸かります。

そして「運動」がお勧めです。運動をすると体温が上がり血流も豊富になり、またストレスを発散させることにもつながります。
体力にもよりますが、ストレッチをしたあと20~30分くらいの歩行や水泳等の有酸素運動を、週2~3回くらいの頻度で行ないましょう。また余裕があればスクワットや腹筋などの筋力トレーニングもお勧めです。

医療的な取り組みとしてはラドン浴や局所温熱療法、プラセンタ注射、マイヤーズカクテル等の点滴、乳酸菌やノニ等のサプリメントなどが有効かと思います。

補足

やや特殊なケースにはなりますが、これらの症状の原因として、有害重金属や遅発型食物アレルギーなどが潜んでいる場合が少なくありません。

重金属としては水銀や鉛、ヒ素、カドミウムなどがあり、種々の事情によって日本人は比較的溜まりやすい環境となっています。
金属の種類によってやや症状は異なりますが、疲労感や頭痛、めまい、うつ症状などの原因となります。
保険外にはなりますが、毛髪検査によって重金属の蓄積度をチェックすることが可能です。

一方の食物アレルギーの原因としては卵や乳製品、小麦、一部の外来種の果物などがあり、実に多様な症状を引き起こすことが知られています。こちらも保険外ですが、血液検査によって96種類の食品のアレルギーの有無をチェックすることができます。

当「蒲田よしのクリニック」では、上記のうち局所温熱療法以外の検査、治療の全てを受けることが可能です。ぜひご相談ください。

蒲田よしのクリニック(内科)
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〒144-0052 東京都大田区蒲田5-27-10 蒲田TKビル1階
Tel : 03-6424-7071 FAX : 03-6424-7072
http://www.kamata-yoshino-clinic.com/ (公式HP)
http://www.yoshino-radon.com/ (ガン専門HP)

評価・お礼

にんじゃり さん

2013/03/31 23:08

回答ありがとうございました(^^)

とても参考になりました(^^)v

食生活の見直しから、軽く運動をしながら、様子を見てみます。

それでもよくならない時は、もう一度、病院へ行ってみます。

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