（続き）・・そのような特殊要因をもった方でなくとも、現代の日本社会は免疫力を低下させる要因が目白押しです。例えばストレス過多、睡眠不足、運動不足、栄養バランスの偏り、空気や水の汚染、コンクリート中心の建築構造、それに薬漬け医療など、まさに免疫低下因子のオンパレードです。

もともとインフルエンザウイルスは、人間や豚、ニワトリなどと地域的な共生関係にあった、動物にとって身近なウイルスです。それがいとも簡単に世界中に広がり、治療薬やワクチンの使用にも関わらず蔓延してしまうのは、それだけ人間の免疫力が低下した証拠です。

そのような危機的な状況の中でも、自分自身の発病を何とか防ぎたいというのが皆の正直な気持ちです。それではどのようにして免疫力を少しでも向上させ、インフルエンザにかからないようにすればよいのでしょうか。

その取り組みの基本はやはり「食生活」です。免疫力を向上させるような食生活と栄養バランスにすることによって、インフルエンザや風邪、その他の感染症などにかかる確率を少しでも低下させ、健康的な生活を取り戻すことは可能です。

先ずは免疫力を低下させるような食材や食品はなるべく避けることが大切です。タバコはもとより、コーヒーやアルコールの飲み過ぎ、加工食品や砂糖、油脂の多量に含まれた食品の食べ過ぎは、体質を酸化させて免疫力を低下させますので注意が必要です・・（続く）