（続き）・・そして取り組んでいただきたいのが「運動」です。パソコンなどの作業を１時間以上続けたら、ほんの２〜３分でも休みを入れます。その時に肩や腰の回旋運動をしたり、ストレッチ運動をしたりします。また日常的にエレベーターを使わずに階段を上ったりすることもお勧めです。

さらに休日を中心に、まとまった運動をする習慣を見につけましょう。先ずは週一回３０分から１時間くらい、簡単にできる運動を心がけます。ウォーキングや水泳、ダンベル運動など、一人で気軽にできる運動がお勧めです。

それと並行して「姿勢」も重要です。腰痛や肩凝りに悩む方には、猫背などの姿勢異常が目立ちます。パソコン作業はどうしても猫背の原因になりますので、歩行時や鏡の前などで、ご自分の立ち姿をチェックして、できるだけ胸を張った姿勢を保つようにしましょう。

中には側湾症や骨盤のゆがみなど脊椎のバランス障害があり、それを背景として腰痛などをお持ちのかたもおります。その場合、腕のよい整体師や鍼灸師、カイロプラクターなどの施術を受けていただくのが時として有効です。

最後に、気持ちの上でリラックスすることが何より重要です。心理的に張り詰めた状態が続くと筋肉の血流も悪化し、腰痛などの改善が遅れます。深呼吸をしたり、同僚と談笑したりして、ストレス軽減に努めることが意外と有効なものです。