ダイエット成功を阻む意外な要因と本質的な対策(1)
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2009-08-31 07:00
一方レストランでは「ダイエット・メニュー」をよく見かけます。通常の料理に比べるとご飯やおかずの量が少なく、低カロリーを謳っています。また食料品店や女性向け雑誌では、カロリーを抑えたお菓子や甘味料、食材などが売られており、特に女性の人気を博しています。
最近では男性も負けてはいません。スポーツクラブでは男性会員が特に増えているほか、脂肪燃焼を狙ったサプリメントが町の薬局で飛ぶように売られています。居酒屋でさえも、サラダなどのヘルシーメニューが男女を問わず人気を集めており、逆に脂ギトギトの霜降り肉は、以前より敬遠される傾向にあります。
ところが現実には、ダイエットに本当の意味で成功する人は、ごく少数派のようです。多くの人は減量しようとしますが、継続できず三日坊主で終わったり、続けてもなかなか効果が出ないとして、結局あきらめてしまいます。またある人は一度減量に成功したものの、リバウンドを起こして元のモクアミです。
一方では減量そのものには成功したものの、その後かえって貧血や体調不良に悩まされるようになってしまう人もたくさんおります。これは無理なダイエットをすることによって、栄養バランスの乱れと基礎代謝の低下で、様々な心身のトラブルを引き起こした例です。これでは何のためにダイエットしたのかわかりません。
このように一種の社会現象ともいえるダイエットですが、なぜかくも難しく、失敗しやすいのでしょうか。原因は十人十色でしょうが、大きく分けてダイエットの方法に問題がある場合と、ダイエットへの取り組み方に問題がある場合とが考えられます・・(続く)